NECパーソナルコンピュータは12日、CPUにIntel Core Mプロセッサを搭載した11.6型の2-in-1 PC「LAVIE Hybriad Standard」を発表した。発売日は5月中旬を予定し、価格はオープン。ラインナップと税別の店頭予想価格は、上位モデル「HS550/BAS」が169,800円前後、下位モデル「HS350/BAS」が154,800円前後。

1,920×1,080ドットの11.6型IPS液晶を備えたタブレットに、着脱式のキーボードがセットになった2-in-1 PC。2014年秋冬モデルでは「LaVie U」であった製品名を、2015年夏モデルでは「LAVIE Hybriad Standard」に変更した。

ハードウェアは従来モデルをそのまま引き継ぐ形だが、ソフトウェアでは新たに音声でPCの操作を補助する「LAVIEボイス」に対応し、音声によって音楽再生やその日の天気、電車の乗り換え案内の検索といった操作が行える。

HS550/BAS

LAVIE Hybriad Standard HS550/BAS

上位モデル「HS550/BAS」は、1,024段階の筆圧検知が可能な電磁誘導式デジタイザペンが付属し、「Note Anytime for NECパーソナルコンピュータ」や「Fresh Paint」「OneNote」などのペン活用アプリも搭載する。

主な仕様は、CPUがIntel Core M-71(1.20GHz)、メモリが4GB、ストレージが128GB SATA SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 5300(CPU内蔵)、ディスプレイが11.6型フルHD(1,920×1,080ドット)IPS液晶、光学ドライブは非搭載。OSはWindows 8.1 Update 64bit。

インタフェースは共通で、USB 3.0×1、USB 2.0×1、microHDMI×1、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、カメラ(前面約200万画素/背面約500万画素)、microSDカードスロット、スピーカー(7W+7W)、マイクなど。

タブレットの本体サイズはW301.1×D192.5×H9.6mm、重量は約822g。キーボードとタブレットを装着した場合はW301.4×D216.7×H17.4~26.4mm、約1.382kg。バッテリ駆動時間は約8時間(JEITA 2.0)。Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスが付属する。

HS350/BAS

LAVIE Hybriad Standard HS350/BAS

下位モデル「HS350/BAS」の主な仕様は、上位モデルとほぼ同等だが、デジタイザペンは付属せず、CPUがIntel Core M(0.80GHz)に変更となる。また、バッテリ駆動時間が約7.5時間(JEITA 2.0)で、重量が約795g(キーボード装着時は1.355kg)となる。