米Facebook傘下の米Oculus VRは6日(現地時間)、バーチャルリアリティ用のヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)「Oculus Rift」を2016年第1四半期に一般発売すると発表した。今年後半に予約申し込みの受け付けを開始する。

Oculus Riftは広い視野角でバーチャルな世界に没入できるユーザー体験を特長としている。2012年夏にクラウドファンディングKickstarterにおいて25万ドルの目標額で244万ドルを集め、北米最大のゲームカンファレンスE3で開発版が数々の賞を獲得して話題になった。現在Oculus VRのサイトで開発者向けハードウエアの第2世代「DK2(Development Kit 2)」(350ドル)を提供しており、また昨年末からSamsungがOculus VRと共同開発したGalaxy S6/S6 edge用VRHMD「Gear VR」を発売している。

Oculus Riftの最終製品は、ゲーム開発者カンファレンス「GDC 2015」(2015年3月2日-6日)などで公開したプロトタイプ「Crescent Bay」のVR体験をベースにデザインや装着感を磨き上げる。次週に公式ブログでスペックの追加情報を公開し、また北米最大のゲーム見本市「E3 2015」(2015年6月16日-18日)などでハードウエアやソフトウエアの詳細、対応ゲームやサービスなど未発表の情報を提供する。