インテルは4月18日と19日の2日間、北海道・札幌駅を会場に最新パソコンの体験イベントを開催した。同社のスティック型PC「Intel Compute Stick」が一般向けに国内初公開となり、実際に触れることもできたなど、話題の新製品を一気に体験できるイベントとなった。今後も5月にかけて日本全国で同様のイベントの開催を予定している。

北海道の札幌駅の一角に、最新のパソコンを体験できるイベントスペースが出現。今後も5月にかけて日本全国で同様のイベントを予定している

一般向けでは国内初公開となった「Intel Compute Stick」。これも触って体験できる

会場ではアンケートに答えるなどして買い物券やオリジナルグッズのプレゼントも

同イベントは、4月11日~5月17日まで、インテルがウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC)と共同で開催中の『古いパソコンのイライラ解消! 体験イベント』のひとつとして実施されたもの。北は今回の北海道か、南はら沖縄まで、日本全国17カ所を行脚する。イベントの詳細、各地区での開催日程などは、こちらの別記事を参照のこと。

古いPCでイライラしていると柳沢刑事に取り締まられる可能性が……。このイベントとも連動したWDLCのキャンペーンの一環で柳沢慎吾さんが就任。詳しくはこちらの別記事

イベント名のとおり、古いパソコンと最新のパソコンの使い勝手の違いを体験してもらおうというもの。単純な性能の向上による快適さの向上だけでなく、2in1パソコンに代表されるように、パソコンの"カタチ"そのものが変わったことによる利用シーンのひろがりなども知ることができる。

古いパソコンと最新のパソコンを比較して魅力を紹介

体験ブースの様子。ミッションをクリアしていくと最新パソコンのメリットがわかるというクイズ形式のゲームを遊ぶことができる

特に今回の札幌駅開催では、今月末の発売が予定されているポケットサイズのスティック型PC「Intel Compute Stick」をいち早く体験することができた。Compute Stickには、単純に本体が小さいWindowsパソコンという以上に、これまでにないパソコンの新しい使い方を提案できるという期待がある。

どちらかと言えば初心者や、これまでパソコンにあまり触れてこなかった層を対象にしたと見られる同イベントに、上級者が好みそうなCompute Stickを持ち込んだ(しかも国内初公開の場所に選んだ)ねらいを、イベントを担当するインテル 執行役員 マーケティング本部 本部長の山本専氏は、「確かに最初に買うのはアーリーアダプタと思う。しかし、パソコンはこんなに変わったのか、今は選択肢がこんなにあるのかと見てもらうにも非常にいい製品。サイネージとかオフィスといった用途、それにハイエンドのおもちゃというイメージもあるが、家庭向けにもっとひろがるようプラットフォーム普及を目指したい想いがある」と述べている。

「Intel Compute Stick」をお披露目するインテル 執行役員 マーケティング本部 本部長の山本専氏

会場のデモンストレーションでは、Compute StickをテレビのHDMI端子に接続しておき、TVリモコンの操作でパソコン画面に変更したり、テレビ視聴中に調べたいことがあったら画面分割機能で半分をパソコン画面にし、その場で検索エンジンを使ったりという使用環境を提案。まるでテレビのチャンネルのひとつがパソコンになったような使い心地を実現していた。

「Intel Compute Stick」をテレビのHDMI端子に接続。テレビの2画面分割機能でテレビ番組とパソコン画面を同時に表示している。HDMI付きのテレビがある、あらゆる場所でパソコンを利用できる

会場内にはCompute Stickのほかにも、2in1を中心に各メーカーの最新パソコンがところ狭しと並んだ。ここまで複数の製品を一気に比較できる機会はなかなか貴重だ。もちろんすべて実際に触れて、体験することができる。展示ブースや併設のミニステージで訴求していたのは、3~4年前の古いパソコンと比較した際の起動のスピードの違いや処理性能の向上、そして実際に触れてみてこそ実感が得られる軽さや(変形するなどの)PC形状の進化についてだった。

併設のミニステージ。古いパソコンとの性能の違いはもちろん、変形するパソコン、しかも軽いなど、性能面以外の特徴にもフォーカスを当てていた

これまではスペック表と睨めっこして選ぶものだったパソコンだが、これまでにない使われ方の進化を目指す過程で、ますは触れてみないとわからない価値が生まれはじめている。実際に体験してみて、新鮮な驚きを得た来場者も多かったようだ。前出の山本氏は、「性能の高さ、生産性がいくら高いといっても、既にパソコンをよく知っている人にしか伝わらなかったのかもしれない。パソコンから離れてしまった、また普段はスマートフォンでパソコンにふれていないといった人たちにも、今のパソコンは触ってもらうと、性能がどうとか言うまでもなく、すごく便利なものになっていると見てもらえる」と話していた。

ここからはイベントで体験できた最新パソコンの主要モデルを一挙に紹介。触れてみたいパソコンがあれば、是非この後のイベントに足を運んで欲しい

富士通の「LIFEBOOK TH90/T」。画面を水平回転してタブレットに変形

NECの「LaVie Hybrid ZERO」。1kgを大きく切るクラス最軽量にこだわりつつも2in1。米沢生産も話題

エプソンダイレクトの「Endeavor TN30E」。抜群のコストパフォーマンスが特徴で、キーボード着脱可

日本エイサーの「Aspire Switch 10」。スタンダードにバランスをとったキーボード着脱式2in1

日本HPの「HP Pavilion x2 10-j000」。Intel Atom採用で普段使いや入門用にも最適なSurface対抗

パナソニックの「Let'snote CF-RZ4」。2in1でも圧倒的な信頼感と軽さ、バッテリライフを備える定番マシン

VAIOの「VAIO Pro 11」。変形はしないが700g台の超軽量、1日使えるバッテリライフに、スタイリッシュなデザインも魅力

東芝の「Dynabook T85」。オーディオや画質にもこだわったメインマシンとして使える高性能ノート

最後にイベント情報として、体験をひととおりこなしたり、Compute Stickのアンケートに答えるとプレゼント抽選回に参加でき、その場で買い物券やオリジナルグッズを入手できる。さらにミニステージ併設の開催では、ステージ最後にプレゼントがもらえるじゃんけん大会も行う。来月5月17日まで、今後のイベント開催概要はこちらの特設サイトにて

ガラガラではずれなしのプレゼント抽選

アンケートに答えたり、ミニステージのじゃんけん大会でもプレゼントがもらえる