米Facebookが所有するメッセージサービス「WhatsApp」の月間アクティブユーザー数が8億人の大台に到達した。2013年末に発表した4億人から約1年半でユーザー数を倍増させたことになる。
「WhatsApp」はモバイル向けのメッセージングアプリ。2009年にスタートし、欧米を中心にユーザーが広がった。2014年2月にFacebookが190億ドルでの買収を発表した。テキストに加えて音声通話機能も導入し、SMSと音声の両方で通信キャリアを脅かすOTT(Over the Top)サービスの1つとされている。
「WhatsApp」はiOS、Android、Windows Phone、Blackberryなどに対応するが、2015年にWebクライアントを公開、アカウントを持つ人はPCでもWhatsAppを利用できるようになった。ビジネスモデルはフリーミアムモデルで、ダウンロードと初年度は無料。2年目から年99セントの使用料が必要となる。
ユーザー数の変化としては2013年12月に月間アクティブユーザー数が4億人になり、2014年4月には5億人に、同年8月には6億人になった。2015年1月に7億人に達したことを発表しており、今回3カ月で1億人の純増となる。なお、自身のFacebookページで8億人到達を発表した創業者兼CEOのJan Koum氏は、月間アクティブユーザー数であって登録数ではない点を留意している。
(記事提供: AndroWire編集部)