両国にある旧安田庭園に移動し、今度は屋外の風景を狙ってみた。下の写真は、EOS M3 レンズキット付属の標準ズーム「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」を使用し、ワイド端となる18mm側とテレ端の55mmで写したもの。新搭載した有効2,420万画素センサーは精細感が高く、木の枝や葉っぱ、建物の外壁など被写体の細かい部分までをくっきりと描写できている。

マニュアル(F6.3 1/320秒) ISO125 WB:太陽光 焦点距離:18mm

マニュアル(F8 1/320秒) ISO100 WB:太陽光 焦点距離:55mm

EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STMの光学性能については、18mmの絞り開放値では画像周辺部がやや甘くなるが、F5.6~8に絞り込むことで四隅までシャープな描写が得られる。55mm側は開放値から良好。1段絞るとよりキレ味がアップする。

次は、ダブルズームキットに付属する望遠ズーム「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」の200mm側で撮影。羽根の質感を克明に表現できた。この望遠ズームを使う際は、新対応したオプションのEVFを使うのが便利だ。EVFの接眼部を額に押し当てるようにして構えることで、手ブレのミスを最小限に抑えられる。

絞り優先AE(F6.3 1/320秒) ISO250 WB:オート 焦点距離:200mm

オプションのEVF「EVF-DC1」を装着。表示の精細感は高く、視認性は上々だ。強い逆光で液晶モニターが見えにくいシーンで重宝する

「EVF-DC1」は、上方向90度のチルト可動や、液晶モニターとの自動切り替えに対応。少々かさばるが、使い勝手を高めるには、ぜひ入手したいアイテムだ