パナソニックは4月7日、パーソナルファックス「おたっくす KX-PD604シリーズ」を発表した。子機が1台付属する「KX-PD604DL」、2台付属する「KX-PD604DW」、人感センサー付き子機が1台付属する「KX-PD604SL」の3モデルを用意。発売は6月11日。価格はオープンで、推定市場価格はKX-PD604DLが28,000円前後、KX-PD604DWが37,000円前後、KX-PD604SLが29,000円前後(いずれも税別)。

「KX-PD604シリーズ」

KX-PD604シリーズは、迷惑電話対策を強化したパーソナルファックス。呼び出し音が鳴る前に、電話を掛けてきた相手に「この通話は迷惑電話防止のために録音されます。ご了承ください」というメッセージを流す。着信中は呼び出し音と「迷惑電話にご注意ください」というアナウンスを発し、ユーザーに注意を促す。

上記のような迷惑防止機能を設定していない場合でも、呼び出し音が鳴っている際に「あんしん応答」ボタンを押すと、相手に名乗ってもらうよう促すメッセージを流せる。そのほか、NTTのナンバー・ディスプレイサービスに加入していれば、特定の相手からの迷惑電話を最大250件まで拒否できる機能も持つ。

電話番号などを確認しやすいように、視認性の高い4.7型液晶ディスプレイを採用。また、受信したファックスの内容を液晶画面で見てから、必要なものだけ印刷できる「見てから印刷」機能を備える。

停電時でも親機の電池パックを用いて通話を行える「簡易停電通話」機能を搭載。電源が遮断された状態でも、通話時で約1時間、待ち受け時で約5時間の連続使用が可能だ。

人感センサー付き子機には2.1型の液晶を装備。人が通りかかるのを検知するとファックスの受信や新しい用件・伝言があることを音声で知らせる「お知らせセンサー」、外出時に人感センサーが反応すると携帯電話などへ通知する「あんしんセンサー」、あらかじめ指定した曜日/時刻に人感センサーの反応があるかどうかを自動で携帯電話などへ通知する「みまもりセンサー通知」機能を搭載している。

親機のサイズと重量は約W315×D210×H86mm/約2.5kg。KX-PD604DLとKX-PD604DWの子機のサイズと重量は約W49×D25×H173mm/約140g。KX-PD604SLの子機のサイズと重量は約W48×D32×H180mm/約157g。

また、パナソニックはKX-PD604シリーズと同様の迷惑電話対策機能を搭載したデジタルコードレス電話機「VE-GD24シリーズ」も同時発表した。子機が1台付属する「VE-GD24DL」と2台付属する「VE-GD24DW」を用意する。発売は6月11日で、価格はオープン。推定市場価格はVE-GD24DLが8,000円前後、VE-GD24DWが17,000円前後だ(いずれも税別)。

「VE-GD24シリーズ」