日本IBMは4月6日、利用者の働き方や優先順位、利用者間の関係性を継続的に分析するソーシャル・アナリティクス機能により、利用者にとって重要な関係者や実行すべき作業を提案するクラウドベースのメール環境「IBM Verse」(バース)を発売した。

Verseは、デザイン・イノベーションに関する約1億ドルの投資により実現した新たなユーザー・インタフェースにより、Eメールを多用してきた世代とSNSに慣れ親しんでいる世代の両方が使いやすい環境を提供する。

「IBM Verse」の画面

また、「人」を中心に設計され、Eメール機能と企業向けのソーシャル機能が統合されている。これにより、メールに含まれる関係者のプロフィールや組織階層の確認、在席確認やチャット、添付ファイルの参照・編集や他のメンバーへの共有といったことを単一の画面から簡単な操作で実行できる。

さらに、該当利用者からのメールや業務履歴をキーワードに加え、さまざまな条件で検索でき、絞り込みを可能にしたファセット検索を備えている。これにより、重要な業務を直感的に把握し、優先的に取り組むことを可能にする。

Verseはタブレットの利用にも最適化されており、標準でモバイル向けアプリケーションを利用できる(Phoneに対応したモバイル・アプリケーションは4月中に提供が開始される予定)。

利用料金は、1ユーザー当たりは月額714円(税別、1~100ユーザーの場合)。日本語および英語をはじめ、25カ国語に対応している。