自衛隊の公式ゲームアプリが話題になっている。3月18日に公開された「自衛隊コレクション(Jコレ)」だ。翌19日にはiOS版もリリースされ、Twitterを中心に、「自衛隊ゲーム斜め上過ぎる」、「ついに自衛隊本気出した」など色んな意味で話題沸騰中である。特に「ムズすぎワロタ」、「ガチ過ぎる」、「簡単な操作とは一体……」など難易度に関するツイートが多い。自衛隊公式ゲーム……いったいどんなアプリなのか想像もつかない。気になって仕方ないので、さっそく遊んでみることにしよう。

自衛隊コレクション

「自衛隊コレクション」は、防衛省の発表によると「自衛官が職業対象として広く意識されることを目的とした活動の一環として」リリースされたアプリらしい。普通に考えると、「自衛隊のお仕事紹介」みたいな面白みのまったくないアプリになりそうなものだが、そこでゲームというスタイルを選んだことを意外に思う人も多いのではないだろうか。

しかし、実のところ、自衛隊はニコニコ超会議への出展など、若者に向けた広報活動に熱心に取り組んでおり、それほどお堅いことばかりやっているわけではない。音楽隊がイベントで演奏する曲目にもアニソンが多いし、実はネットユーザーとの親和性は高いのだ。 そんな自衛隊が満を持して送り出してきた「自衛隊コレクション」。アプリを起動すると、実にほのぼのとした画面が出てくる。たしかに陸海空それぞれの自衛隊キャラがいるにはいるが、かなり可愛らしくデフォルメされているのだ。

操作は3つだけ。そう言われると簡単な印象が漂うが……

「職種一覧」では自衛隊に関する様々な知識が学べる

ゲームの内容は、「タップ」「タップ連打」「ホールド」という3つの操作だけで遊べるシンプルなアクションゲーム。今のところミッションはひとつだけ公開されていて、今後1カ月ごとにひとつずつ追加されていくらしい。各ミッションの第1ステージは陸海空それぞれ違ったものが用意されており、クリアして進めていくと「装備品画像」をコレクションしていける仕組みになっているようだ。

装備品画像を収集する楽しみがある

装備品画像には実際に使用されている制服や車両などがあり、これを集めていくことでプレーヤーの自衛隊への理解も深まるというわけ。なるほど、よくできたコンセプトだ。