筆者の手からはみ出すiPhone 6
しかし、iPhone 6は身長172cmの筆者の手からはみ出す。iPhone 5sでは、画面のどの部分でも持ち手(左手)の親指でタップできたが、iPhone 6はエイヤッとばかりに親指を伸ばさなければ届かない。2週間ほどでだいぶ上達したが、ホームボタンダブルタップで画面全体がずり下がる「簡易アクセス」を使いこなせるようになってからは、さらに気にならなくなった。
とはいえ、ホールド感はiPhone 5sのほうが上だ。幅がわずか6.4mm増えただけだが、"握っていることの安心感"が低下した感は否めない。アルマイト処理のアルミニウム製ボディはiPhone 5sと同じだが、いざ使いはじめてみると手にしたときの感覚はだいぶ違う。iPhone 6の側面は丸みを帯びた形状になっており、角張っていたiPhone 5sよりも"引っかかり"が少ないのだ。
だからiPhone 6に変えてからというもの、落とすことが増えた。1週間に1回とまではいかないものの、月に2~3回は床に落下させている。透明なバンパーを装着しているため、傷らしい傷もなくここまで来たが、"裸族"のままではとうの昔にディスプレイが割れていたに違いない。