液晶の進化も大きなポイント。液晶サイズは10.1インチと従来と変わらないが、表示解像度が1,920×1,200ドットだったのに対し、Xperia Z4 Tabletでは2,560×1,600ドットに高解像度化。液晶パネルは「トリルミナスディスプレイ for mobile」、バックライトに「Live Color LED」を引き続き採用。高解像度映像やデジカメ写真の表示品質が向上している。

液晶は2,560×1,440ドットの超高解像度表示に対応。発色も非常に優れており、デジカメ写真も本来の品質が損なわれない

もうひとつの進化がサウンド面だ。Xperia Z2 Tabletでは、アップデートでハイレゾ音源の再生に対応したが、Xperia Z4 Tabletは標準でサポート。さらに、ハイレゾサウンドをBluetoothで伝送できるコーデック「LDAC」を新たにサポート。実際にブースではLDAC対応ワイヤレスヘッドホンを利用したハイレゾ音源再生デモが行われていたが、ケーブルレスという点は非常に利便性が高く、これまで以上に手軽にハイレゾ音源が楽しめるようになったと感じた。

単体でのハイレゾ音源再生サポートはもちろん、LDACにも対応。LDAC対応Bluetoothヘッドホンを利用し、ワイヤレスでハイレゾ視聴が可能だ

ただし、Xperia Z2シリーズのスマートフォンおよびタブレットから採用となった、マグネット式充電スタンドへの対応が省かれた。かわりにキャップレスマイクロUSBコネクタが採用され、ケーブル接続による充電となった。従来の充電スタンドは利便性に優れていたので、対応が省かれた点は少々残念だ。

展示機ではケーブルが刺さっていたが、マイクロUSB端子もキャップレス。ただしマグネット式充電スタンドには対応せず、ケーブル接続での充電となった