AS SSD Benchmarkのファイルコピーも高速

今度は、SSDに特化したベンチマークソフト「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」を利用して、パフォーマンスを計測してみた。転送速度の測定結果は、Crucial MX200のシーケンシャルリードが514.82MB/s、シーケンシャルライトが473.64MB/sであり、CrystalDiskMarkに近い結果となった。また、IOPSの測定では、4K-64Thrdのリードが91,040IOPS、ライトは82,999IOPSであり、こちらも優秀な結果である。

Crucial MX200の転送速度計測結果

Crucial MX200のIOPS計測結果

AS SSD Benchmarkには、巨大な単体ファイルのコピーを想定した「ISO」、小さなファイルを多数コピーすることを想定した「Program」、さまざまな大きさのファイルが混在した場合のコピーを想定した「Game」という、3種類のファイルコピーテストが用意されている。このテストの結果は比較的体感速度に近いので重要だ。Crucial MX200のファイルコピー時の転送速度は、ISOが366.70MB/s、Programが240.50MB/s、Gameが270.46B/sとなり、コピーにかかった時間はそれぞれ、2.93秒、5.85秒、5.11秒となった。こちらもハイエンド向けSSDの名に恥じないパフォーマンスである。

Crucial MX200のファイルコピーテスト結果

さらに、コンプレッションベンチマークを計測した。コンプレッションベンチマークは、圧縮が効かないまったくのランダムデータから同じ値が続く圧縮しやすいデータへと、連続的にデータ構成を変えて転送速度を計測するテストである。書き込み時にデータ圧縮を行うSSDでは、グラフが右肩上がりの曲線となるが、Crucial MX200のグラフは、ほぼ水平になっており、圧縮のしやすさに関わらず、安定した性能が得られていることが分かる。

Crucial MX200のコンプレッションベンチマークの結果

ATTO Disk Benchmark 2.47ではリード/ライトともに公称値を上回る

最後に「ATTO Disk Benchmark 2.47」を利用して、転送速度を計測してみた。ATTO Disk Benchmark 2.47は、比較的高い値が出やすいテストだが、Crucial MX200では、転送サイズ8MBでのリードが561.841MB/s、ライトが511.305MB/sとリード、ライトともに公称値を上回る結果となった。

性能と信頼性を重視するプロフェッショナルユースに

Crucial MX200は、CrucialブランドのSSDの中でもハイエンドに位置する製品であり、SATA 3.0(6Gbps)対応SSDとしてはトップクラスのパフォーマンスを実現している。書き換え可能容量も大きく、耐久性や信頼性についても満足できる。ディスクへの書き込みが多い用途や、性能と信頼性を重視するプロフェッショナルユースに最適な製品といえるだろう。