ティアックは2月26日、CDレコーダー/カセットデッキ「AD-RW950」と、CDプレーヤー/MDデッキ「MD-70CD」を発表した。AD-RW950は3月下旬発売、MD-70CDは3月上旬発売。価格はオープンで、推定市場価格はAD-RW950が45,000円前後、MD-70CDは82,500円前後の見込み(いずれも税別)。

左がCDレコーダー/カセットデッキの「AD-RW950」、右がCDプレーヤー/MDデッキの「MD-70CD」

CDレコーダー/カセットデッキ「AD-RW950」

AD-RW950は、独立して動作するCDレコーダーとカセットデッキを1台にまとめたコンビネーションレコーダー。CDとカセットの相互ダビングだけでなく、それぞれにアナログライン入力端子を備えており、別ソースの録音も可能だ。

CDレコーダー部分は、同軸・光のデジタル音声入出力端子も装備。デジタル入力からの録音に対応する。AD/DAコンバーターには、旭化成エレクトロニクスの「AK4528VM」だ。また、CDレコーダー/カセットデッキ共用のフォノ入力端子も備え、MMカートリッジを使用したレコードプレーヤーをダイレクトにつないで録音できる。

「AD-RW950」の入出力端子

無音部分を自動検出してトラック分割する「オートトラックインクリメント」など、録音に便利な機能も搭載。CDレコーダー部分には音楽専用ドライブを使用しているため、ライブ盤などからも、曲の間にギャップを入れずに録音することが可能だ。

カセットデッキは、ノーマル/ハイポジションの録音再生に対応。メタルテープは再生のみ使用できる。本体サイズはW435×D295×H143mmで、質量は6kg。

CDプレーヤー/MDデッキ「MD-70CD」

MD-70CDは、CDプレーヤーとMDデッキのコンビネーションデッキ。CDプレーヤーとMDレコーダーは独立して動作が可能だ。MDデッキは、MDLPのLP2とLP4に対応。80分メディアを使用した場合、最長で320分の録音が行える。

「MD-70CD」の入出力端子

入力端子は、ライン×1、光デジタル音声×1、同軸デジタル音声×1を装備。出力端子は、ライン×1、光デジタル音声×1、同軸のデジタル音声×1だ(CDプレーヤー部分とMDデッキ部分で独立して装備)。さらに、CDとMDの音声信号を同時、あるいはセレクトして出力する、アナログのCOMMON端子を1系統装備している。また、MDとCDを合わせて100枚分のプログラム再生を設定可能だ。本体サイズはW435×D308×H100mmで、質量は4.88kg