使い勝手が上がりさらに完成度が高まったUltrabook

ここまで見てきたように、「ThinkPad X1 Carbon」は、薄型軽量かつ高耐久性のボディに最新のプロセッサや高速なストレージを搭載した高性能なUltrabookだ。前モデルで評価が分かれたキーボードやタッチパッドも戻り、パフォーマンスも含めた総合的な使い勝手は大きく向上したように感じる。

完成度の高さは折り紙付きで、モバイルノートPCとして死角が見当たらないという印象だ。ビジネスからプライベートまで幅広く使用できる製品だが、カーボン繊維素材を使用した剛性の高いボディやストイックで上質な本体デザイン、WQHDの高精細なディスプレイなどを考えると、ビジネスシーンでより活躍しそうだ。高性能な薄型ノートを探している人はぜひ注目してみてほしい。

なお、「ThinkPad X1 Carbon」と「ThinkPad X250」の2機種について、2015年2月11日より「レノボショッピング」で販売するカスタマイズモデルは、NECパーソナルコンピュータの米沢事業場(米沢工場)で生産することが発表されている。これまでよりも短納期で出荷されるだけでなく、「Made in Japan」のThinkPadを手に入れたい人はぜひ検討してほしい。

パフォーマンスと使い勝手が上がり、完成度が高まっている

製品名 ThinkPad X1 Carbon(2015年モデル)
CPU Intel Core i7-5600U(2.6GHz)
メモリ 8GB
ストレージ 256GB PCIe SSD(PCIe×4接続)
光学ドライブ なし
グラフィックス Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵)
ディスプレイ マルチタッチ対応14型WQHD(2,560×1,440ドット)IPS液晶
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0
インタフェース USB 3.0×2(うち、1つがPowered USB 3.0)、Lenovo OneLink、HDMI入力、イーサネット拡張コネクタ、マイク・ヘッドフォンコンボ
サイズ/重量 W331×D226×H13.9~18.16mm/約1.36kg
OS Windows 8.1 Pro Update 64bit
店頭予想価格 税別269,000円前後