パナソニックは2月17日、液晶テレビ「VIERA(ビエラ)」の「CS650」シリーズ2機種を発表した。発売は3月上旬で、価格はオープン。推定市場価格は49V型の「TH-49CS650」が170,000円前後、43V型の「TH-43CS650」が130,000円前後だ(いずれも税別)。

「TH-49CS650」(写真左)と「TH-43CS650」(写真右)

CS650シリーズは、フルHD(1,920×1,080ドット)表示のIPS液晶パネルを採用したテレビだ。通常の2倍の映像コマ数で表示する「倍速駆動」に対応。1秒間に120コマ表示することで、速い動きも細部まで再現できるとする。

チューナーは地上デジタル×2基、BS・110度CSデジタル×2基を搭載している。外付けUSB HDDへの録画機能も備え、裏番組録画や長時間録画に対応。また、コンテンツ保護技術の「SeeQVault」規格にも準拠している。

「外からどこでもスマホ視聴」機能を持ち、専用アプリ「Panasonic Media Access」を使用することで、スマートフォンやタブレットなどからCS650で録画した番組・放送中の番組を視聴できる。DLNAサーバー機能も搭載しており、ホームネットワーク内のDLNA対応機器で録画番組を視聴することも可能だ。また、2015年秋に日本でのサービス開始が予定されている映像配信サービス「NETFLIX(ネットフリックス)」にも対応する。

サウンド面では「ダイナミックサウンドシステム」を採用。デザイン重視により液晶テレビの狭額化が進む一方、スピーカーのスペースは小さくなりがちであったが、CS650シリーズでは、従来モデル「AS650」シリーズの約5.5倍となるスピーカーボックスを採用。さらに、最大出力30Wのハイパワーアンプを搭載することで、豊かな低音再生と臨場感あるサウンドを実現した。

入力端子はHDMI×3、D4×1、ビデオ×1。USB端子は2基装備する。本体サイズと重量は、TH-49CS650がW1,106×D230×H681mm/約17kg、TH-43CS650がW974×D230×H607mm/約15kg。定格消費電力はTH-49CS650が130Wで、TH-43CS650が129W。年間消費電力量はTH-49CS650が83kWh/年で、TH-43CS650が74kWh/年だ。