ソニーは2月2日、液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」シリーズのフルHD(1,920×1,080ドット)表示対応モデルとして、55V型の「KDL-55W950B」を発表した。発売は2月28日。価格はオープンで、推定市場価格は210,000円前後(税別)。

「KDL-55W950B」

KDL-55W950Bは、データベース型の複数枚超解像技術を利用した超解像エンジン「X-Reality PRO」と、色彩豊かな映像を再現する「トリルミナスディスプレイ」を搭載し、フルHD対応機としてはハイエンドに位置付けられるモデル。

バックライトは部分制御が可能なエッジ方式となっており、4K対応モデル「X9200B」シリーズにも搭載されている技術「X-tended Dynamic Range」を採用。同技術は、映像の暗い部分のバックライトを絞って消費電力を抑え、浮いた電力を映像の明るい部分に集中させるというもの。これにより、バックライトの輝度の幅を拡大した。

デザインを上部から下部へかけて厚くなる"くさび"形(ウェッジデザイン)にすることで、スタンドの奥行きを抑えても安定した設置が可能となった。奥行きの短いラックにも設置できるとする。

また、くさび形デザインにすることによって、本体下部に大容量スピーカーボックスを搭載。長いバスレフダクトを持つ「ロングダクトスピーカー」を配置し、豊かな中低域再生を実現している。アンプはフルデジタル方式の「S-Master」で、実用最大出力は10W×2。デジタル信号処理により音響特性を補正する「Clear Phaseテクノロジー」や、テレビのスピーカーのみでサラウンド再生を行う「S-Forceフロントサラウンド」、人物の声の大きさを大きくする「ボイスズーム」も採用し、自然でクリアな音を実現している。

スタンド込みのサイズは、W1,239×D251×H791mmで、質量は20.2kg。地上デジタル×2基、BS・110度CSデジタル×2基のチューナーを内蔵。外付けUSB HDDへの録画にも対応する。おもな入出力端子は、HDMI入力×4(うち、1基はMHLと兼用)、D5端子×1、ビデオ入力×1、USB×3、光デジタル音声出力端子×1、ヘッドホン出力×1(アナログ音声出力・サブウーファー出力と兼用)。消費電力は139Wで、年間消費電力量は116kWh/年。

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