ソネットのメールサービスの不正アクセス被害がさらに拡大している。同社は20日、追加調査により、不正アクセスの対象アカウント数が20126件に達したと報告した。9日発表当初は1835件、続く13日では18877件に影響が及んだことを報告していた。

不正アクセスの被害にあったメールサービスは、前回発表と変わりなし。「基本メールボックス」「A-BOXサービス(追加メールボックス)」「PostPetメールアカウントサービス」「メールサービス(G)」「Access Mailbox」の5つが被害を受けた。

ただし、発生日時については、今回の発表で修正を行っている。前回は「2014年12月1日から2015年1月8日に発生」としていたが、今回は「2014年11月14日から2015年1月15日」と改めた。

今回の発表でも、第三者が複数のユーザーのメールアドレス、パスワードを利用して、メールシステムの受信認証に不正アクセスが行われた事象を認めているものの、詳しい原因については現在も調査中としている。

なお、9日に判明した該当ユーザーには同社で該当サービスのパスワードを変更し、個別に変更後のパスワードを書面で通知。13日、20日に判明した該当ユーザーには、個人の基本メールボックスアカウントのユーザーに対してはメールでパスワード変更の通知を行い、変更が確認できなかったユーザーについては同社が該当サービスのパスワード変更を行い、変更後のパスワードを書面で通知する。上記アカウント以外にユーザーはメールで個別に対応を案内するとしている。