ソニーは1月22日、Bluetoothワイヤレススピーカー「SRS-X33」を発表した。発売は3月14日。価格はオープンで、推定市場価格は17,000円前後(税別)。

「SRS-X33」

SRS-X33は、2014年6月に発表した「SRS-X3」の後継モデルとなる2ch構成のポータブルワイヤレススピーカー。新スピーカーユニットの搭載により、ボーカル帯域の質感を向上させ、重低域の音質は最新の音楽トレンドに合わせてブラッシュアップした。DSP(Digital Signal Prosessor)の設定を変更することで、MAXボリューム時の音質も改善した。

搭載ユニットはφ34mmフルレンジで、キャビネットの前面と背面に対向配置型パッシブラジエーターを装備している。再生周波数帯域は60Hz~16kHz。アンプはフルデジタルの「S-Master」。出力は10W×2だ。家庭用コンセントに接続した状態だけでなく、バッテリー駆動時も最大出力は変わらない。

MP3など高圧縮音源を再生する際、圧縮時に失われた音声を復元する「DSEE」や、細かな設定をせずにソニー推奨のサウンド設定にできる機能「Clear Audio+」も搭載している。

天面の操作パネル

ワイヤレス接続はBluetooth 3.0のみで、Wi-Fiには非対応。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP。NFC(近距離無線通信)にも対応しており、スマートフォンなどとワンタッチで接続できる。ハンズフリー通話にも対応。

音声コーデックはSBCとAACに加えて、家電関連見本市「2015 International CES」でソニーが発表した独自の高音質コーデック「LDAC」が新たに採用された。LDACを使用するにはプレーヤー側もLDACに対応している必要があり、2015年1月時点での対応プレーヤーはウォークマン「NW-ZX2」のみ。4月以降にはウォークマン「NW-A16」「NW-A17」もソフトウェアアップデートでLDACに対応する。

電源は内蔵のリチウムイオン充電池で、最大で約12時間の連続再生が可能(Bluetooth接続時)。付属のACアダプターだけでなく、microUSBからの充電にも対応。本体サイズはW185×D59×H60mmで、重量は730g。カラーはブラック、ホワイト、レッド、ブルーの計4色を用意する。

ブルー、レッド、ホワイト、ブラックの4色が用意されている