富士フイルムの米国法人であるFUJIFILM North Americaは1月15日(現地時間)、同社のレンズ交換式カメラ「Xシリーズ」の交換レンズとして、標準ズームレンズ「FUJINON XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」と望遠ズームレンズ「FUJINON XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」を発表した。日本国内での発売については明らかになっていない。

FUJINON XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II(左)とFUJINON XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II(右)。写真はいずれもX-A2への装着イメージ

FUJINON XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II

同日発表された「FUJIFILM X-A2」レンズキットの同梱レンズとしても提供される。35mm判換算で広角24mmから76mmの中望遠までの焦点距離をカバーし、光学式手ブレ補正機能を搭載。広角マクロ時の最短撮影距離は、従来モデル「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS」では30cmだったが、このたび15cmを実現した。レンズ構成は10群12枚。そのうち1枚は高性能なEDレンズで、3枚は非球面レンズとなっている。

主な仕様は、画角が83.2度~31.7度、開放絞りがF3.5~F5.6、最小絞りがF22、絞り羽根が7枚(円形絞り)。撮影距離は標準で0.6m~∞(ズーム全域)、広角マクロで30cm~10m、望遠マクロで35cm~10m、最大撮影倍率は0.15倍となっている。

サイズは最大径が約62.6mm、長さが約65.2mm(広角時)・約98.3mm(望遠時)、重量は約195g(レンズキャップ、フード含まず)。フィルターサイズは58mm。

FUJINON XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II

1枚のEDレンズと1枚の非球面レンズを含む10群13枚のオールガラス製レンズで、35mm判換算で76mmから350mmの焦点域をカバーし、光学式手ブレ補正機能を搭載する。

主な仕様は、画角が31.7~7.1度、開放絞りがF4.5~F6.7、最小絞りがF22、絞り羽枚が7枚(円形絞り)。撮影距離は標準で1.1m~∞、マクロで1.1m~3m、最大撮影倍率は0.2倍。本体サイズは最大径が69.5mm、長さが111mm~177mm。フィルターサイズは58mm。