Microsoftが次期OS「Windows 10」向けに開発していると噂される新ブラウザ「Spartan」(コードネーム)に関して、新しいリーク情報が報じられた。

Spartanは、昨年末にAll About MicrosoftでMary Jo Foley氏が情報筋の話として開発プロジェクトの存在を報じた。Internet Explorer(IE)と同じようにJavaScriptエンジン「Chakra」とレンダリングエンジン「Trident」を搭載するが、SpartanはIE 12ではなく、従来のIEとは異なる新しいブラウザとして開発されているという。ChromeやFirefoxに似たルック&フィールで、拡張機能もサポートするという噂もある。Foley氏によると、Windows 10にはSpartanだけではなく、互換性維持のためにIE 11も搭載される。

1月6日にBGRがSpartanのベータ版だというスクリーンショットを公開した。Spartanは昨年9月から特別チームによる開発が進められており、昨年のクリスマス前に3度目のデザイン変更が行われ、BGRが掲載したスクリーンショットは2番目のデザインだという。

8日にThe VergeでTom Warren氏がSpartanに搭載される見通しの3つの機能を報じた。1つはインク機能のサポート。スタイラスを使って手書きでWebページにメモなどを書き込める。手書きメモ付きのWebページのデータはOneDriveに保存され、共有も可能。2つめは音声アシスタント「Cortana」の統合だ。Bingを使った検索や様々な情報へのアクセス(フライト情報、荷物のトラッキングなど)、Webブラウジングなどを効率良く実行できる。3つめは、タブのグループ化機能。仕事関係と個人のタブを分けるなど、柔軟かつ簡単にグループ化できる仕組みが試されているという。