米Microsoftは11月12日(現地時間)、「Windows 10 Technical Preview」のインサイダープログラム参加者にビルド9879の提供を開始した。

ビルド9879では、高精度タッチパッドで3本指ジェスチャーを利用できる。

  • 3本指で上にスワイプ:タスクビュー
  • 3本指で下にスワイプ:デスクトップを表示
  • 3本指で左右にフリック:前のアプリに切り換え
  • 3本指を左右に移動:[Alt]+[Tab]キーと同じ、アプリを選択
  • 3本指でタップ:検索

OneDriveとの同期のふるまいが変更された。これまでPCにプレースホルダーを設けてOneDriveに存在するファイルを表示し、OneDriveとPCをインテリジェントに融合させていた。しかしながら、この方法ではオフラインでPCを使用するユーザーがクラウドだけに存在するファイル(プレースホルダー)とローカルでオフライン時に利用できるファイルの違いを意識する必要がある。ユーザーからはファイルエクスプローラに現れるファイルはローカルに存在すると見なすというフィードバックが多かったという。そこでファイルエクスプローラに表示されるファイルが全てローカルに存在するように、OneDriveとPCの間の同期を改めた。通知エリアでOneDriveアイコンを右クリックして「Settings」を選び、同期するフォルダの選択、自動保存といったOneDriveとの同期を管理できる。なお、Windows 8.1ではOneDriveアプリ、ファイルエクスプローラなどいくつかの方法でOneDriveのファイルにアクセスできるが、Windows 10ではファイルエクスプローラに一本化する。

これらのほか、ファイルエクスプローラのホーム画面にフォルダをピン止めする機能、タスクバーにあるタスクビューボタンと検索ボタンを非表示にするオプションなどが追加されている。またビルド9860で追加されたMKVファイルのネイティブサポートが改善され、Windows Media Playerなどから直接MKVファイルを再生できるようになった。