プロジェクタースタイルで天井映画祭

ベッドスキーが一度は夢見るのが天井投影。寝そべりながら天井に映し出される大画面で映画を楽しみたい。そんな極上のグータラ願望を満たしてくれるのが内蔵プロジェクターだ。なんでも2m先に50インチ級の画面を表示できるというもの。本来は主にプレゼンテーション用途を想定しているそうだが、ベッドの上でどれだけ楽しめるのか試してみる。

ゴロネリアンの夢が広がる天井映画祭

しかしいきなりの挫折。基本的には横に寝かせたチルトモードでの使用を前提としているため、天井へ投影するには適していないようだ。投影部分を上にするとタブレットが自立しないため本体を手で持って支えなければならず、また高さ約50cmのベッドからタブレット本体を立てて天井に投影すると、焦点距離が短すぎて大画面にならないこともわかった。

プロジェクター機能はチルト式で投影した時に映像が真横に映るようになっている。微妙な角度の調整が難しい

ベッドの上から約2m先の天井に動画を投影するも期待したような大画面にはならず

体感的には寝ながらスマホを見ている大きさと同じに見えた。悲しい

そこでおすすめしたいのが壁投影だ。焦点距離をもう少し長くするために、ベッドの奥にタブレットを配置。自分の頭越しから壁に投影することで50インチ級の画面で楽しめた。しかも頭の上からドルビーサラウンドによる仮想サラウンドも味わえて臨場感もたっぷり。天井に投影するよりは見る側の姿勢も自由に変えられるため、こちらのほうが現実的だ。

目の前の大画面と、頭から降り注ぐバーチャルサラウンドをゴロ寝で体感できる

色合いも鮮やか。詳細な画面を設定をアプリでもできる

試しにWeb画面も投影。今回は表面に凹凸のある壁に直接投影したため細かい文字が読みづらかったが、白い布や簡易的なスクリーンを用意するといいかも

投影口のレバーで焦点距離を手動で調整。微妙な加減が難しい