ここ数日間Facebookで「Wiper Messenger」というアプリへの招待が届くと話題になっている。中には、複数人から招待が一度に届いたというユーザーもいるようで、Twitter上で「スパムなのでは?」など不審に思っているツイートが散見される。「Wiper Messenger」とは一体どのようなアプリなのだろうか、Facebookにて招待が送られる理由とともに紹介したい。
基本的には普通のメッセージアプリ
そもそも「Wiper Messenger」とはどのようなアプリなのだろうか。Google Playの説明をみると、特定の相手とメッセージや通話が楽しめるオーソドックスなメッセージアプリのようだ。
個性的なところでは、「Wiper Messenger」アプリ内で音楽や動画を検索できる機能を搭載している。検索した音楽や動画はアプリ内のプレイヤーで再生したり、友だちと共有することもできる。また自分だけのプレイリストの作成にも対応している。
Facebookでの招待はバージョンアップが原因?
では、なぜFacebookにて招待が増えているのだろうか。どうやら16日のアップデートが原因のようだ。Google Playに新機能として紹介されている項目に、「Facebookで登録できるようにオプションを追加しました!」とある。
実際ダウンロードすると、最初に「メールアドレスでサインイン」、「Facebookでサインアップ」と選択できるようになっている。
そこで、「Facebookでサインアップ」を選択すると「Wiper Messengerは次の情報を受け取ります:公開プロフィール、友達リスト、メールアドレス、カスタム友達リストと友達の紹介」という説明がされる。
さらに「OK」選択して進むと、「Facebookの友達とプライベートにメッセージや通話する」というポップアップが出現し、これも「OK」を選択すると、Facebook上の友達に招待が一斉に送信されるようだ。
Twitterでは、「インストールするだけで勝手に招待が送られた」などといったツイートが散見されるが、編集部で検証したところそのようなことはなかった。そのため、ダウンロードしても、「Facebookからサインアップ」を選択したり、「Facebookの友達とプライベートにメッセージや通話する」というポップアップに対し、「OK」を選択しなければ招待は送られないはずだ。
招待が多くて困るという人は、Facebookには特定アプリ招待ブロック機能も搭載されているので、利用してみてはいかがだろうか。簡単に設定方法を紹介すると、PCブラウザ版のFacebookにログインし、右上の「▼」をクリック、「設定」から左上段にある「ブロック」を選択。
「アプリへの招待をブロック」という項目に、特定のアプリ名、今回のケースで言えば「Wiper Messenger」と打ち込めば、アプリへの招待がブロックされるので、招待が多くてウンザリしているという人は利用してほしい。
(記事提供: AndroWire編集部)