インクには3色一体型のカートリッジ(染料シアン、マゼンダ、イエロー)と、顔料ブラック用のカートリッジを利用する。純正インクは「HP 62」(カラー:C2P06AA、黒:C2P04AA)だ。さらに増量タイプの「HP 62XL」(カラー:C2P06AA、黒:C2P05AA)も用意されている。

インクはカラーが3色一体型で、ブラックのみ独立型。通常はモノクロ印刷でもカラーインクが使われるが、カラーカートリッジを外してブラックだけで運用することで、インクのコストを抑えられる(写真左)。新インクカートリッジ「HP 62」を採用。カラーは発色に優れた染料インクで、ブラックはにじみにくい顔料インクだ(写真右)

ユーザーインタフェースは、タッチ対応2.65型液晶モニタと静電式のタッチ操作パネルだ。液晶モニタが小型なので、表示されるボタン類もやや小ぶりだが、特に使いづらさを感じる場面はなかった。

Officejet 5740の操作パネル。メインの操作は2.65型のタッチ対応液晶モニタで行なう。他社モデルと比べて、やや小さめだ

利用中の機能に応じて、ホームボタンや戻るボタン、ヘルプボタンなどが点灯する

液晶モニタのホーム画面。画面下部のアイコンをタッチすることで、各種機能を素早く呼び出せる点が便利だ

ボディに使われている素材は一般的な樹脂で、低価格モデルにありがちな質感だ。全体的な凹凸も多く、特に給紙トレイと排紙トレイが出っ張っている点がやや気になる。オフィスで使うなら、それほど気にならないかもしれない。豊富な機能を搭載していることを考えれば、洒落っ気のないデザイン性も納得できるだろう。