ずらし配置のCPUクーラー

Cooler Masterの「Hyper D92」は、冷却ファンの配置がちょっと変わっているCPUクーラー。フィンの両側にファンがあるのは普通のサイドフロー型クーラーと同じだが、2つのファンの軸が同一直線上になく、左右に少しずれているのが特徴だ。これにより、高さを抑えつつ、放熱面積を広くしたという。TSUKUMO eX.での価格は6,998円。

Cooler Masterの「Hyper D92」。フィンが上にあり、干渉しにくい構造

上から見たところ。ファンの位置が左右にずれているのが分かる

搭載ファンは9cm径が2個。回転数は800~2,800rpmのワイドレンジ仕様になっており、ノイズレベルは10~33dBAだ。ヒートパイプは直付けタイプで、4本搭載している。

カスタマイズ可能な簡易水冷

Swiftechの「H220-X」「H240-X」は、オールインワン水冷CPUクーラーの新モデル。通常の簡易水冷は簡単に導入できる反面、構成の変更や冷却液の補充などはできないが、この製品は簡易水冷の手軽さはそのままに、カスタマイズに対応する特徴だ。オリオスペックでの価格は、24cmサイズのH220-Xが19,224円、28cmサイズのH240-Xが21,384円。

Swiftechの「H220-X」「H240-X」。両モデルの違いはラジエータのサイズのみ

ポンプはラジエータ側に設置されている。横には冷却液の注入口がある

チューブはネジで固定されており、ラジエータや水冷ブロックの交換/追加が可能。またCPUヘッドは光るタイプだが、プレートを交換することで、発光色を変えられる仕組みだ。なお、この製品はカスタマイズが可能ではあるが、冷却液は最初から封入済みで、最大3年間はメンテナンスフリーで利用できる。

CPUヘッドは光る。デフォルトでは青のプレートがセットされている

交換用のプレートも3枚付属する。これで色を変えることができる

リザーバも光る。窓からは冷却液の残量も確認できて便利だ

ファンとポンプはPWM仕様。8ポートのPWMスプリッタも付属する