ティアックは、microSDカードスロットを搭載し、単体でのDSD 5.6MHzネイティブ再生をはじめとするハイレゾ音源のネイティブ再生が可能なDSD対応ポータブルヘッドホンアンプ/プレーヤー「HA-P90SD」を発表した。発売時期は12月上旬。価格はオープンプライスで、市場予想価格は税別7万2,000円前後。
同製品は、同社が据え置き型ヘッドホンアンプの開発で培ったノウハウを生かしたディスクリート構成のパワーアンプ回路や、DSD対応の高音質デジタル回路などを採用したポータブルヘッドホンアンプ機能を搭載しており、最大DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitのハイレゾ音源を、ダウンコンバートすることなく再生することが可能となっている。
また、microSDカードからのWAV、MP3、AAC、FLAC、DSF、DFF(DSDIFF)形式の音楽ファイル再生が行えるプレーヤー機能も内蔵。対応サンプリング周波数は、ヘッドホンアンプ機能と同様にDSD 5.6MHzネイティブ再生やPCM 192kHz/24bitに対応する。
なお、D/AコンバーターにはBurrBrown PCM1795、オーディオ用オペアンプにはBurrBrown OPA1602 SoundPLUSを採用している。また、本体にはふたつのUSBポート(Type AおよびMicro B)を装備しており、スマートフォン、タブレット、パソコンなどをダイレクトに接続可能。さらに、Mac/Windows/iOS/Androidそれぞれのプラットフォームでハイレゾ音源を再生できるアプリ「TEAC HR Audio Player」が無償で提供される。