今回トライしたのは、高度差300mのフライトだ。崖の上に行くまでは「楽しみだな~」なんてのんきなことを言っていたのに、いざ崖から飛び降りるとなるとちょっとだけ足がすくむ……。しかし、インストラクターのお兄さんは待ってはくれない。淡々とした声で「はい、行くよー」と言われ、筆者は「ぎゃー」という叫び声とともに飛び立ったのであった。

いざ飛んでみると、怖さなんてどこへやら、なぜだか笑いがこみあげてくる爽快感があった。顔にビュービューと吹き付けてくる風も、不快ではなくむしろ「気持ちいい!」のひとことに尽きる。「両手を放しても大丈夫ですよ」とのことなので、手に持っていたFR10で記念撮影。写真が撮れると液晶モニタ(コントローラー)が「ブルブル」と震えて教えてくれるので、「今の写真、撮れてる?」と不安になることもない。余裕が出てきて辺りを見渡してみると、赤や黄色に色づいた木がチラホラ。眼下には紅葉した山、見渡せば雪化粧をした富士山、というなんとも贅沢な景色を見られた。

足が浮いた!

足もとには紅葉した木々が広がる(FR10で撮影)

余裕が出てくると自分撮りもできる(FR10で撮影)

真下を見るとちょっとこわい(FR10で撮影)

雪化粧をした富士山も見える(FR10で撮影)

無事に着陸! 気さくなインストラクターのお兄さんと記念撮影

フライト後のいい笑顔!

カメラ部分だけを取り替えて装着できるように改造したヘルメット

防水だから滝にも連れていける

フライト場所の近くに「陣馬の滝」という滝があるというので行ってみることに。FR10は防塵・防水、耐衝撃性能をきちんと備えているので、安心して水場にも連れ出せる。轟々と水が流れている場所にカメラ部分だけをセットし、下から見上げるように滝を撮ってみたら、臨場感たっぷりに撮影できた。自分が行きにくい場所にカメラが出張してくれると、表現の幅が広がると実感。

湧き水がおいしい(FR10で撮影)

パラグライダーのフライト場所からほど近い陣馬の滝(FR10で撮影)

防水だからこんなふうに水の中に置いても大丈夫

臨場感たっぷりの滝(FR10で撮影)

虹が出現!

滝をバックに自分撮りを頑張るH

こちらができあがり(FR10で撮影)

パラグライダーの後にはみんなで記念撮影。FR10のカメラ部分が地面に並ぶ見慣れない光景