NECは11月4日、北國銀行において、同行の営業力強化と業務効率化の実現に向け、メールや電話が連携したコミュニケーションツールやシンクライアントなどで構成されるITシステム基盤を構築したと発表した。

今回、NECはIT基盤領域全体のグランドデザイン(全体計画策定)から、構築・運用・保守までをトータルで提供し、新システムは11月25日から本格稼働を開始する。

同行のITシステム基盤は、Windows Server 2012 R2を中心としたMicrosoft製品を活用して、メール機能・在籍確認・ウェブ会議・インスタントメッセージなどを実現するコミュニケーション機能、シンクライアント機能、運用管理機能などを統合したもので、NECのサーバ「Express5800シリーズ」約37台で構築されている。

同基盤では、全行員が場所や用途を問わず、すべてのタブレット端末からシンクライアントを利用でき、行外でも安心かつ安全に行内と同様の業務遂行(「どこでも営業店」)を実現する。

また、約9ヵ月とでシステム構築を実現し、システム全体を最適化することで、システム運用・管理コストが低減されることから、今後は業務コストおよびTCO削減が見込まれているという。