「現在Apple IDおよび電話番号は…」という警告を受けました!? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「現在Apple IDおよび電話番号は…」という警告を受けました!?』という質問に答えます。

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iPhoneで提供されるサービスのうちAppleが提供するもの、App StoreやiTunes Store、iCloudに関連したネットワークサービスは、すべて「Apple ID」に基づき管理されます。Apple IDとは、ユーザがAppleに持つ顧客データの識別子で、Apple IDを作成したときに登録したメールアドレスが使用されます。Apple IDとその証明となるパスワードにより、Appleは正当な利用者かどうかを判定します。

そのApple IDの使用に関するダイアログが、突然iPhoneに表示されることがあります。原因はいくつか考えられますが、これまでApple IDを使用したことがない(新しい)iPhone/iPad/パソコンでiCloud関連サービスを利用しようとApple IDを登録したとき、確認の意味で同じApple IDが登録された端末に通知することが大半でしょう。

自分が新しいパソコンを購入したり、システム(OS)をアップグレードしたりしたときには、システムに個人情報が保存されていませんから、登録作業をいちからやり直すことになります。Apple IDも同様に登録し直すことになりますが、Appleのサーバではどのような端末から登録したかを記録しているので、未知の端末と判定した場合に既知の(同じApple IDを登録している)端末に警告を発するのです。IDの流出による不正利用も可能性としてありますから、妥当な措置といえるでしょう。

iPhoneの場合携帯電話番号がApple IDとひも付く形で登録されていますから、質問にあるような「現在Apple IDおよび電話番号は…」というメッセージになるのです。自分が登録したのであればなにも問題ありませんから、このメッセージは単なる確認と受け止め、「OK」をタップしてダイアログを消しましょう。