米Appleが現地20日に発表した2014年度第4四半期(7月-9月)決算は、前年同期比で大幅な増収増益を達成した。売上が約421億ドルで同約12%増、純利益は約85億ドルで同13%増だった。iPadは不振な結果となったが、販売好調なiPhoneが全体を牽引した。
第4四半期における製品別出荷台数は、iPhoneが3927万2000台で前年同期比16%増、Macは552万台で同21%増だった。iPhone 6およびiPhone 6 Plusの販売の好調ぶりを裏付ける形となった。iPadは1231万6000台で同14%減と大幅な減少となっている。iPodは264万1000台で同28%減だった。iPadが奮わず、iPhoneが牽引するという構図は第2四半期から続いており、同社が先日発表したiPad Air 2およびiPad mini 3の売れ行きが今後の結果を大きく左右することになる。
地域別売上では、アジア・太平洋地域(日本およびグレーターチャイナ除く)以外は増収となった。北米が162億4700万ドルで前年同期比17%増、欧州は95億3500万ドルで同19%増、グレーターチャイナ(中国、香港、台湾)が57億7800万ドルで同1%増、日本が35億700万ドルで同5%増、アジア・太平洋地域が19億2300万ドルで同3%減だった。