仙台空港ビルと凸版印刷は、高精細4Kデジタルサイネージを活用した観光誘客プロモーションの効果を検証する実証実験を9月19日から仙台空港ターミナルビルで開始すると発表した。

「Meet Japan!Tohoku」コンテンツ

高精細4Kデジタルサイネージの映像は、フルハイビジョン映像の4倍の解像度を持ち、最適視聴距離もフルハイビジョンの約半分。至近距離で大画面での視聴が可能になったことで、観光地や地域の伝統工芸品などの「シズル感」を訴求することに大きなアドバンテージがあり、「臨場感」や「美しい」といった人の感覚に直接訴えかけるようなメッセージを伝えるために効果的な手法となっている。

仙台空港では、東北観光のゲートウェイの役割を長年に渡って担っており、仙台市のみならず宮城県内はもちろんのこと、近隣県を中心とした東北広域観光における重要なハブとなっている。また、凸版印刷では、4K映像コンテンツの撮影・制作体制である「4Kデジタルワークフロー」をいち早く構築。社内にハイエンドな映像表現に秀でた一流のクリエイターを抱え、多くの4K映像コンテンツを手掛ける中、そのノウハウを活かした4Kデジタルサイネージによるプロモーションや、4K動画から切り出した静止画の印刷物への活用などのマルチユースを検討していた。

このことから、仙台空港ビルと凸版印刷は、4Kデジタルサイネージによる観光プロモーションの効果を実証実験で検証する。

実証実験は、仙台空港ターミナルビル1階国内線到着ロビーにおいて、9月19日から9月26日の期間に行われ、4Kデジタルサイネージと4Kプレーヤーにて、凸版印刷が制作した4K映像コンテンツを上映。視聴者へのアンケート調査、分析により4Kデジタルサイネージの効果を検証。上映コンテンツは、Meet Japan!Tohoku(東北各地域の代表的な景勝地、イベント、工芸品など)で、30人に対して、効果検証アンケートを実施する予定。