OTAでアップデート

もっとも手軽なiOS 8へのアップデート方法は、やはり「OTA(Over The Air)」だろう。PCもiTunesも必要なく、iOSデバイスにめやすとして1.5GB以上(機種により上下する)の空き容量とWi-Fi環境さえあれば、あとはお任せでアップデートが完了する(ダウンロード完了時に「インストール」ボタンをタップすること)。iOS 8のリリース後しばらくはサーバの混雑が予想されるため、ダウンロード速度が低下する状況も予想されるが、それでも数十分~数時間あれば完了するだろう。

手順はかんたん、「設定」を開き「一般」→「ソフトウェアアップデート」の順に画面を開けばいい。するとiOS 8アップデータが検出されるので、画面の指示どおり操作していけばいい。システムの再起動は自動的に行われるため、iOSデバイスは放置したままでかまわないが、バッテリー残量が50%以上なければアップデートを開始できない。特別な事情がないかぎりは、USB(Lightnng/Dock)ケーブルを接続し電源を確保した状態でアップデートを行おう。

空き容量が足りないと警告を受けた場合は、音楽(アプリ「ミュージック」で聴いている曲)を削除するといいだろう。iTunesから転送した曲は後日転送しなおせばいいし、iTunes Storeで購入した曲もダウンロードし直せばいいだけのこと。写真やビデオはバックアップしていない可能性があり、アプリは削除や再インストールに手間がかかるからだ。

1.端末によりアップデータのファイルサイズは異なる。iPhone 5をOTAでアップデートするときは957MBと表示された

2.使用許諾契約に同意してインストールを続行する

3.ダウンロード完了後「インストール」ボタンをタップすると、iOS 8への上書き作業が開始される

4.再起動を繰り返したのち、この画面が表示されればアップデートはほぼ完了だ

5.位置情報サービスのオン/オフなど、いくつかの質問に答えればホーム画面が現れてアップデートは完了する