皆さんはiPhone 6にどんなケースをつけるか、もう考えているだろうか。……え? そもそもiPhone 6自体がまだ発売されてないじゃないかって? たしかにその通り。この記事を書いている時点ではまだAppleの発表会すら開かれていないのだけど、実はiPhone 6のケースはすでに存在するのである。

どこにって?

筆者の手元にあるのだ。

全5モデル。ついでにiPhone 6のモックも用意した

デザインと堅牢性を両立させたスタイリッシュなiPhoneケースを発売しているSpigenからは、早くもiPhone 6(という名前になるのかはこの時点ではわからないが)用のケース17シリーズが発表されている。iPhone 5s用として人気の高いラインナップを踏襲したモデルとなっているので、信頼性もばっちりだ。

17シリーズの中から5シリーズをひとつずつ紹介していこう。ぜひiPhone6を購入する際の参考にしていただきたい。

ウルトラ・ハイブリッド[ガンメタル]

ウルトラ・ハイブリッド

背面パネルは透明

底面

ボタン操作も問題ない

さりげなくSpigenのロゴが

一見するとサイドだけを覆うバンパーにも思えるが、実は透明な背面パネルが付いた「ウルトラ・ハイブリッド」。このハイブリッドとは、iPhone 6のアイデンティティであるデザイン性を損なわずに、しっかり保護するための技術が搭載されているところから名付けられている。

コーナーにはわずかに隆起したガードが確認できる

実際、耐久性は見た目以上だ。TPU製のサイド部分には、コーナーの内側にエアクッション構造が採用されており、落下によって伝わる衝撃を吸収するようになっている。この技術はSpigenの他モデルでも採用されており、縁の下の力持ちとしてiPhone 6をしっかりとガードしてくれるはずだ。また、ベゼル部分はiPhone 6よりも1.5mmだけ高くなっており、画面を下にして置いてもディスプレイが擦れないようにできている他、背面のコーナーにはわずかに突起したガードを設置して、平面な場所に置いてもケースが直接触れないように工夫されている。このため、普通に使っていても、他のケースよりも汚れにくく傷がつきにくいと感じるはずだ。

ちょうどiPhone 6(のモック)が手元にあるので、装着してみよう

iPhone 6のデザイン性はそのままに

透明なのはやはり良い背面から見るとこう。モックなのでロゴはなし

手に持った感触は悪くない。吸い付くようなTPU素材はグリップ力も高く、ボタン類も操作しやすく設計されている。何より背面のAppleロゴがそのまま見えるというのが嬉しいところ。iPhone 6のデザインをできるだけ殺すことなく、耐久性を上げたい人にオススメのケースだ。

ネオ・ハイブリッド EX [ダンテ・レッド]

さらにデザイン性を追求したい人には、こちらの「ネオ・ハイブリッド EX」がオススメだ。バンパータイプなのでiPhone 6のデザインを最大限に生かすことができる。それでいて、サイドからのダメージを最小限に抑えるための様々な工夫が施されているのが特徴だ。

ネオ・ハイブリッド EX

背面の突起部にはSpigenのロゴ

素材はTPUと、ポリカーボネートの二つ。実はこのネオ・ハイブリッド EX、二つのフレームを組み合わせるような形になっている。同じシリーズとネオ・ハイブリッドシリーズであれば互換性があるため、別のカラーのフレー ムを買えば組み替えて楽しむこともできるのだ。

装着してみよう

iPhone 6に装着してみると、ケースのスリムさが伝わるだろう。以前よりも少し大きくなったiPhone 6の良さを最大限に生かすためには、なるべくスリムなケースをつけるのが一番。その意味で、ネオ・ハイブリッド EXはちょうど良い選択肢といえる。実際に持ってみると、端末にしっかりフィットしたケースのラインが手にピタリとハマり、グリップ感も良好だと感じた。

ぴたりとフィット

底面

側面

天面

側面

ネオ・ハイブリッド[シャンパン・ゴールド]

ネオ・ハイブリッドの特徴はデザインだ。いや、デザインは他のケースも特徴的なのだけど、ネオ・ハイブリッドはよりシンプルでありながらスタイリッシュなデザインになっているように思う。誤解を恐れず言うなら、他のケースがiPhone 6のデザインをそのまま生かす方向なのに対し、ネオ・ハイブリッドはそこからさらに進化したスタイルを提案しているようなイメージなのだ。

ネオ・ハイブリッド

網状のパターン

装着したところ

背面に施された細かいタイルが手に心地よく、端末そのものとはまた違った新鮮な感覚がある。また、iPhone 6を装着する側にはより効果的に衝撃を吸収するため、網状のパターンが入っている。こうした細やかな工夫が、Spigenならではの特徴だ。

底面

側面

天面

側面

音量ボタンや電源ボタンは露出せず、ケースにボタンがつく形となる。このボタンの質感が高く、保護力と高級感を見事に両立している。iPhone 6を保護しながらも、他とは違ったスタイルを主張したい人に勧めたい。

タフ・アーマー[シャンパン・ゴールド]

デザインと耐衝撃性を両立するのがSpigenの最大のメリット。その中で、より耐衝撃性能にパラメータを振ったモデルが「タフ・アーマー」だ。見るからに堅牢なボディでありながら、全体として見るとスタイリッシュさを失っていないのはさすが。性能から考えると驚くほどスリムである。

Spigenのテクノロジーが詰め込まれている

内部には網状パターン

装着したところ

ケースの内側には、やはり衝撃吸収を強化するための網状パターンが採用されている。素材はTPUとポリカーボネートで、エアクッションや、フチを守るため斜めにテーパード加工されたエッジ部分など、Spigenの持ちうるテクノロジーを詰め込んだ全部入りの保護ケースである。

底面

側面

天面

側面

他のケースに比べると多少のずっしり感はあるものの、これだけの耐衝撃性があれば日常生活ではまず安心だ。せっかくのiPhone 6を絶対に壊したくないという人は、第一に検討すべきケースだろう。ケースのあるなしで精神的な安心感はぜんぜん違ってくる。

シン・フィット[スムース・ブラック]

「シン・フィット」はその名の通り、スリムなSpigenのケースの中でも特に薄型のモデルである。天面と底面部分がカットされているため、より軽量化することができ、スリムさを追求することで、まるで何もつけていないかのような感覚で持つことができるのだ。iPhone 6をできるだけ素の状態で楽しみたいが、保護ケースはしっかりつけておきたいという贅沢な要望に応えてくれる製品である。

サイドと背面をしっかりガードしてくれる

iPhone 6の大きさとほとんど変わらない大きさ

装着したところ

もちろん、耐久性を犠牲にしているわけではない。ポリカーボネート素材を使用したハードケースなので、衝撃にも強く、iPhone 6をしっかりと守ってくれる。また、ポイントはサイドに用意されたボタンホール。電源ボタンや音量ボタンが使いにくくならないようにホールの大きさひとつとってみても、きちんと最適化されているのだ。手に持ってみて、もっとも"ケース感"を感じないモデルはこの「シン・フィット」だった。

底面

側面

天面

側面

耐久性は当然のこととして、iPhoneのケースに何よりもシンプルさを求めるユーザーであれば、この「シン・フィット」はきっと満足いく相棒になるだろう。

Spigenでは他ケース12シリーズ、全17シリーズ、液晶保護フィルム、強化ガラスフィルムも発表していて、公式ストアAmazon楽天市場店から購入が可能だ。