ソニーは9月5日、ハイパワーオーディオシステム「MHC-V3」を発表した。発売は10月18日で、価格はオープン。推定市場価格は38,000円前後(税別)。

「MHC-V3」

MHC-V3は、ライブ会場のような圧倒的な音圧で、音楽を体で感じられる製品。φ20cmウーファー×1とφ80mmミッドレンジ×2、φ40mmツイーター×2を縦型のワンボックススタイルのキャビネットに収めており、強力なデジタルアンプでドライブする。アンプの実用最大出力は、110W×2+230Wで、合計450W。ウーファー部分には青色LEDが配置されており、音楽に合わせて点滅する。

ライブ並みの音圧を生み出す低域増強機能「BASS BAZUCA」を搭載。また、音質をカスタマイズできるイコライジング機能も搭載している。イコライジング機能では、「R AND B」「POP」「ROCK」「ELECTRONICA」「COUNTRY」「HIP-HOP」「SOUL」「FLAT」と、音楽に合わせて選べる8種類のプリセットを用意。さらに、カスタムオードを使用すれば、高域・中高・低域をそれぞれ±6dBの範囲でコントロールすることが可能だ。

ウーファー部分のキャビネットには、「Sound Pressure Hore」と呼ばれる一種のバックロードホーンのような構造を採用。100~150Hzの音圧を引き上げている。また、ツイーターは縦方向に5度、ミッドレンジは縦方向に7度、横方向に10度オフセットマウントされており、ワンボックススタイルながら豊かな音の広がりを実現している。

簡易DJプレイ向けの機能「DJ EFFECT」も搭載。天面に配置されたターンテーブルを回転させることで、3種類のエフェクトを利用することができる。搭載されているエフェクトは、特定の周波数帯域を順番に強調する「ISOLATOR」、元の音と遅延させた音を干渉させる「FLNGER」、フィルターの周波数を移動させる「WAH」となっている。

「DJ EFFECT」用のターンテーブル

使用できる音楽ソースは、音楽CD、USBデバイス、Bluetoothデバイス、外部音声入力と、FMチューナー。本体サイズは約W280×D280×H786mmで、質量は13kg。