東京都は9月4日、9月3日に都立代々木公園において採集した蚊を検査した結果、調査地点10ヵ所中4ヵ所で採集した蚊からデングウイルスが確認されたと発表した。

10ヵ所から採集した蚊の数は276匹で、調査地点1、2、6、10で採集した蚊からデングウイルスが確認された(調査地点は以下の地図を参照)。9月5日以降、代々木公園内の蚊の採集場所を10ヵ所増やして20ヵ所とし、蚊のデングウイルス保有調査を強化する。

東京都がデング熱の採集を行った場所。バツの印が記されている地点で陽性の蚊が採集された

上図のA地区の広範囲で蚊からデングウイルスが検出されたことから、A地区は4日14:00より閉鎖される。

代々木公園では、当面の間、都立公園スポーツ施設利用者登録・更新手続きを中止し、代々木公園サービスセンターの利用者窓口を、封鎖されていないエリアにある陸上競技場フィールドハウスに設置する。

代々木公園で封鎖されいてる地区と臨時の利用者窓口の場所

4日午後、専門家の協力を得て公園内の調査を行い、生態系への影響を踏まえた蚊の駆除方法や具体的な場所などを決定したうえで、5日以降に蚊の駆除を行う。