米Intelは29日(現地時間)、LGA 2011対応のデスクトップ向けCPUの新製品として、最上位モデル「Intel Core i7-5960X Extreme Edition」を含む3モデルを発表した。アーキテクチャをHaswell世代に、またプラットフォームをIntel X99 Expressチップセットに刷新し、DDR4メモリをサポートする。最上位モデル「Core i7-4960X Extreme Edition」における1,000個発注時の単価は999米ドル。
■「Intel Core i7-5960X」のレビュー記事はこちら
【特集】「Haswell-E」徹底検証!! - Core i7-5960Xで試す新世代8コアの実力
"Haswell-E"という開発コード名で知られるCPU。前世代の"Ivy Bridge-E"(開発コード名)と同様に、22nm Tri-Gateプロセスを採用するが、パッケージがLGA2011-v3に変更となったほか、プラットフォームはIntel X99 Expressチップセットに刷新、DDR4メモリに対応する。
最上位モデル「Core i7-4960X Extreme Edition」のコアとスレッド数は、8コア/16スレッドと従来の"Ivy Bridge-E"から増加、動作周波数は3.0GHz、20MBのL3キャッシュを搭載する。Intelによると前世代と比べ、4Kの動画変種では最大20%、3Dレンダリングでは最大32%、ゲームでは最大14%のパフォーマンス向上を実現したという。
各モデルのスペックは以下の通り。エントリーに当たるIntel Core i7-5820Kとその上位2モデルでは、PCI Expressのレーン数が異なっている。NVIDIA SLIあるいは、AMD CrossFireでマルチGPUを構成する際などに注意が必要だ。