JVCケンウッドは8月26日、コンパクトHi-Fiシステム「U-K575」を発表した。発売は9月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は40,000円前後(税別)。

「U-K575」。カラーはシルバーとブラックの2色

U-K575は、2010年11月に発売した「U-K525」の後継モデル。CDやUSB、FMラジオ、アナログ音声入力からの音楽再生が可能なワンボディタイプのオーディオシステムだ。

使用イメージ

従来モデルとの大きな違いは、Bluetoothへの対応。Bluetoothのバージョンは3.0+EDR。コーデックはSBCのほかに、高音質なaptXとAACも利用できる。NFCにも対応しており、スマートフォンなどとワンタッチで接続可能だ。なお、従来モデルでは、iPhone/iPodに対応したデジタルコネクションドックを装備していたが、U-K575では搭載していない。

新開発のφ8cmフルレンジスピーカーユニットを採用。新ユニットでは、ダストキャップにクロスを採用し、形状を変更することで、音のヌケを向上させている。また、振動板には多層コーティング素材を採用。不要な振動を抑え、クリアなサウンドを実現している。

コンパクトな一体型システムだが、左右とも容量2Lの独立したスピーカーキャビネットを持つ。スピーカーキャビネットはMDF製。バスレフダクトは、スピーカーキャビネットの側面から引き出されており、キャビネット内を通らない構造。高い排圧効果を発揮する。本体キャビネットには、剛性の高い2mm厚のアルミ材を使用。バイブレーションコントロールシャーシも採用しており、振動を抑制している。

独立したスピーカーキャビネット

アンプは、プリアンプとパワーアンプともフルデジタル化された。定格出力は20W×2。本体サイズはW390×D277.5×H119.5mmで、質量は5.4kgとなっている。