カシオ計算機は21日、電子ピアノ「Privia」(プリヴィア)および「CELVIANO」(セルヴィアーノ)の新製品として、オーケストラとの共演感覚を楽しめる4モデルを発表した。8月29日から順次発売し、価格はオープン。
店頭予想価格(税別)と発売日は、Priviaシリーズの「PX-860」が88,000円前後で10月16日、「PX-760」が68,000円前後で8月29日、CELVIANOシリーズの「AP-460」が98,000円前後で9月18日、「AP-260」が78,000円前後で9月18日。
カラーバリエーションは、PriviaシリーズのPX-860がブラックウッド調とホワイトウッド調、PX-760がブラックウッド調とホワイトウッド調、オークウッド調。CELVIANOシリーズのAP-460がブラックウッド調とホワイトウッド調、オークウッド調、AP-260がオークウッド調。
小型・軽量ボディの「Privia PX-860/760」と格調高いキャビネットスタイルの「CELVIANO AP-460/260」は、オーケストラとピアノの壮大な生演奏を、高音質なオーディオデータで収録。このオーケストラ演奏をバックにピアノを演奏することで、ソリスト気分に浸れる。収録曲は、ジュ・トゥ・ヴ、モルダウ、カノン、展覧会の絵「プロムナード」、ピアノコンチェルト No20 K.466 第2楽章、だったん人の踊り、ピアノソナタK.331 第1楽章、ヴァイオリン協奏曲 第1楽章、主よ、人の望みの喜びよ、へ調のメロディー。
新モデルは4機種とも、ピアノ音の豊かな響きや繊細な余韻を再現する「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR(エアー)音源」を搭載。音の時間的な変化や弦共鳴をデジタル技術で処理し、鍵盤は打鍵の強弱だけでなく発音タイミングも再現する。
PX-860とAP-460は、コンサートホール(4種類)の響きのイメージを、デジタル技術でシミュレートする「ホールシミュレーター」を搭載。アムステルダムの教会、ベルリンにあるワインヤード型クラシックコンサートホール、パリのゴシック建築大聖堂、一般的なコンサートホールなど、異なる音響特性を仮想体験しながら、ピアノ演奏を楽しめる。各モデルの主な仕様は下図を参照のこと(クリックで拡大)。