渋滞情報としては、VICSを利用可能。VICSを利用するためにはYahoo! JAPAN IDでログインする必要があり、ログインしておけば、無料でVICS情報を利用できる。もともとVICSは有料サービスだが、ヤフーは「利用者数」ベースでの契約なので、その人数を算出するためにIDでのログインが必要となっているそうだ。他のアプリでは、au助手席ナビもVICS情報を利用でき、Googleマップは利用者のプローブ情報で渋滞情報を取得する。プローブはau助手席ナビも対応しているが、現時点でYahoo!カーナビは非対応だ。

将来的にはプローブ情報を活用することも検討しているそうで、利用規約的には第9条の3で「位置情報を個人が特定できない形式に加工または編集処理を行った上で……」という記載があり、プローブ情報の提供は可能な状態になっているという。

Yahoo!カーナビの利用規約。この「3.」がプローブ情報に対応した規約、としている

とはいえ、現時点ではとにかくユーザーを増やさなければ意味がなく、現時点でYahoo! JAPAN IDもVICSの利用人数を計測するためにしか使っていないとのことで、少なくとも、まずはユーザー数の拡大を目指していくそうだ。