アクロニス・ジャパンは30日、Mac用のバックアップソフトウェア「Acronis True Image for Mac」を発表した。ダウンロード版は同日発売で、税抜価格は1ライセンスが4,800円、3ライセンスが7,800円。ボックス版(パッケージ版)は8月22日に発売し、価格はダウンロード版と同じ。

対応OSは、OS X 10.8(Mountain Lion)、OS X 10.9(Marvericks)。対応ファイルシステムは、Mac OSの拡張フォーマット(大文字と小文字区別なし)、FAT32、exFAT、NTFS(読み取り専用)。対応ストレージは、ネットワークストレージ(SMB/AFP)、USBストレージ、Thunderboltストレージ。

1ライセンスのボックス版

3ライセンスのボックス版

Acronis True Image for Macでは、Macの内蔵ディスクをフルイメージバックアップし、ローカルストレージや同社のクラウドサービス「Acronis Cloud」に保存できる。ローカルとクラウドに二重保存すれば安全性が高まり、外出先でトラブルが発生しても、クラウド上のバックアップデータからすばやく復旧可能。Acronis Cloudのストレージ容量は、250GBを30日間無料で利用できる(通常価格は、250GBが4,800円/年、500GBが9,800円/年、1TBが18,000円/年)。

特徴として、仮想化ソフトウェアの「Parallels Desktop 9」対応が挙げられる。バックアップ時、仮想マシンの最新スナップショットを取得することで、最新状態のParallels Desktop仮想マシン、およびデータや構成を確実に保護する。

バックアップの機能としては、増分バックアップ、日/週/月単位のスケジュール管理、バックアップデータのAES 256bit暗号化、バックアップ世代管理(最大10世代)などを装備。リストアはシステム全体だけでなく、ファイル単位の復元も可能だ。また、USBメモリやUSB HDDを利用してブータブルレスキューメディアを作成しておくと、Macが起動しなくなってもバックアップから復元できる。

Acronis Cloudへのバックアップ

バックアップのスケジュール管理

ローカルストレージへのバックアップ