ヤマハは7月16日、インナーイヤー型イヤホン「EPH-M200」「EPH-M100」を発表した。発売は8月中旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はEPH-M200が15,000円前後、EPH-M100が10,000円前後(いずれも税込)。

「EPH-M200」

「EPH-M100」

2モデルとも、2014年1月に発表されたヘッドホン「HPH-M82」に続く、ファッション性が重視されたイヤホン。流線型のフォルムに音叉マークをあしらったシンプルなデザインとなっている。

機能面では、2モデルとも新開発のネオジウムマグネット製の15mm大口径ドライバーを搭載。剛性と柔軟性に優れるタンジェンシャル・エッジを振動板に採用し、小型ながら迫力ある低音とクリアな高音が両立されている。さらに、ハウジングはポリカーボネートとABS樹脂を複合させた素材を使用し、共振を抑制。2カ所に設けられた音響ポート(通気孔)により、振動板が動作する際の通気抵抗が最適化されている。

上位モデルとなるEPH-M200では、民生用イヤホンとして初めてβチタニウムを採用。柔軟性が高く弾力性にも優れるこの素材に、レーザー加工により高精度な切り込みを入れ、可動性と追従性の高い音導管が実現された。また、これによりフィット感と遮音性の向上も図られている。

EPH-M200ではβチタニウム製の音導管を採用する

EPH-M200、EPH-M100ともに5サイズ(SS/ S/ M/ L/ LL)のイヤーピースが付属。強度と柔軟性が両立されており、耳の穴にフィットするとともに、イヤーピースがつぶれることでの音の劣化も防ぐ。

主な仕様は共通で、ドライバーサイズが15mm、インピーダンスが28Ω、出力音圧レベルが105dB±3dB、再生周波数帯域が20Hz~20kHz。ケーブル長は1.2mで、ケーブル中程にiPhone/iPod/iPadの操作が可能なマイク付きリモコンを装備。プラグはL型の3.5mmステレオミニとなっている。質量はEPH-M200が19.2gで、EPH-M100が19.1gだ。