で、そうなると気になるのは、なぜ同じディスプレイサイズでAQUOS PADだけがこんなにコンパクトにできるのかということだが、その理由こそがシャープが誇る「EDGEST」デザインだ。

「EDGEST」は挟ベゼル、要するにディスプレイ横のフレームを細く仕上げる技術。こうして並べるとよくわかるが、細い細いと言われていたiPad miniのフレームよりもさらに細い。もうこれ以上いくと端っこまでぜんぶ画面になっちゃうんじゃないのというくらい細いのだ。これがAQUOS PADの最大の特徴で、これだけのコンパクトさを実現できた理由なのである。

細さと軽さに感動したついでにもうひとつ。公式サイトでは「新書並のサイズ」を売りにしているので、実際に比較してみよう。

手前味噌ですが、拙著「サイバー戦争」と比較

重ねるとぴったり合う

本当に新書と同じサイズだ! これには思わず興奮してしまった。「新書並」は誇大広告ではなかった。縦・横・幅、ついでに重さ、ほぼすべてが新書サイズ。ということはつまり、かばんに新書を1冊放り込んでいく感覚でAQUOS PADを持ち運べるということだ。

これってつまり、AQUOS PADを電子書籍リーダーとして使うべし、というシャープからの隠れたメッセージなのでは!?(考えすぎ)

ってことで、さっそくKindleアプリと、自炊した電子書籍を表示して読んでみることにした。まず文字だけの本だが、これはもう、写真を出すまでもなく快適に読める。というか、完璧に新書です、これ。