FreeBSD - The Power To Serve

FreeBSDプロジェクトは6月28日(協定世界時)、「FreeBSD 9.3-RC2 Now Available」において、次期アップグレードバージョンへ向けた2つ目の準備リリースとなる「FreeBSD 9.3-RC2」を公開したと伝えた。amd64版、i386版、ia64版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版が提供されている。それぞれのインストーライメージはFTPサイト経由でダウンロード可能。仮想環境イメージの提供やAmazon EC2でのAIMの提供も行われている。

「FreeBSD 9.3-RC2」では1つ前の準備リリースと比較してバグの修正、デバイスドライバのアップデート、セキュリティパッチの取り込みなどが実施されている。大きな変更は見られず、このままいけばスケジュール通りにリリースが実施される見込み。7月の頭には最後の準備リリースが行われ、最終リリースは7月の中旬から下旬にかけて実施される見通し。

FreeBSDプロジェクトは現在、今後のリリースを現在の通常1年、拡張で2年というサポートスタイルから、ブランチベースのでサポートで5年間という長期サポートの仕組みを検討している。議論は現在も継続しており、FreeBSD 9.3-RELEASEのサポートや9系のサポートが最終的にどうなるのかはまだ発表されていない。