最近、各企業がYouTuberを起用したプロモーションを行うケースが増えてきている。今回、7つのスタイルに変化する東芝ノートPC「dynabook KIRA L93」のプロモーションもそのひとつだ。同製品のペンでの書き心地や液晶の美しさ、デザイン性などを紹介すべく新進気鋭のふたりのYouTubeクリエイターが手掛けたデジタルコンテンツが公開されている。

今回の企画は、“最先端のクリエイター×先進のデバイス”というコンセプトのもと、ふたりのクリエイターがそれぞれdynabook KIRA L93をモチーフに、dynabook KIRA L93を使って作品を制作するというもの。クリエイターとして抜擢されたのは、YouTubeで作品を公開し、人気を博している“YouTubeクリエイター”のホッチカズヒロ氏とABTVnetwork氏。ふたりとも“YouTube Next up”に選出された経歴のあるクリエイターだ。特設サイトでは、ふたりの作品と、その制作の舞台裏をインタビューを含めたドキュメンタリーとして紹介している。作品制作の中で、写真加工やイラストレーション、またはアニメーションなどの様々な創作を「dynabook KIRA L93」1台ですべてできるということに、ホッチカズヒロ氏、ABTVnetwork氏が共感し、今回のプロモーションが実現した。

ホッチカズヒロ氏は、イラストレーターでもありアニメーション作家でもあるYouTubeクリエイター。2005年メディア芸術祭優秀賞受賞歴を持ち、現在はアニメーション会社で仕事をしながら個人でも作品を作るなどの活動を行っている。今回公開された映像では、dynabook KIRA L93から少年の夢が広がっていき、様々なものがクリエイトされるイメージを表現。主に同製品の優れた手書き機能を紹介している。

一方、ABTVnetwork氏は、YouTuberとして活動しているクリエイター。多くの著名YouTuberの制作にも携わるなど、各企業からも引っ張りだこの人気YouTuberのひとりだ。シュールで独特のタッチのアニメーションが特徴的で、若者に非常に人気があり、アニメーション以外にも変装して出演したり、VFXを使った映像を作ったりなど、非常にマルチな才能を発揮し、注目されている。今回、製作した作品は、独自のトーンで家族の1コマを描いたコントアニメ。実際に、イラストの手書きから映像編集、写真の取り込みやプレゼンテーションまで、1台で様々なスタイルに変形させて使用しており、同製品をうまく活用した作品に仕上がっている。また、自身の作品の中に登場することはあっても、裏側や素顔などを公開したことがないABTVnetwork氏のドキュメンタリー映像は、4万人近くいる彼のチャンネル登録者にとっては興味深い映像となるはずだ。

今回東芝は、ドキュメンタリー映像のほかに、ホッチカズヒロ氏、ABTVnetwork氏が作った彼らの作品をサイト内で紹介するなど、今までとは違ったプロモーションを行っている。また、ホッチカズヒロ氏のドキュメンタリー映像を編集したTVCMも展開している。