ソニーは6月25日、据え置き型ブルーレイディスク(BD)プレーヤー「BDP-S6200」「BDP-S1200」を発表した。発売は7月26日。価格はオープンで、推定市場価格は、BDP-S6200が20,000円前後で、BDP-S1200が13,000円前後(いずれも税別)。

左が「BDP-S6200」で、右が「BDP-S1200」

2モデルとも、ブルーレイやDVDなどの光学メディアからの再生、YouTubeやVideo Unlimitedなどのネットコンテンツの再生に対応したBDプレーヤー。BDP-S6200は無線LANにも標準対応しており、DLNAのプレーヤー機能も搭載する。

新モデルに共通する特徴は、起動時間が短縮されたこと。2013年モデルの「BDP-S5100」で約3秒だった起動時間は、BDP-S6200とBDP-S1200では1秒以下にまで短縮した。また、起動時間とブルーレイディスクのローディング時間を足した場合、BDP-S5100では約41秒かかっていたが、BDP-S6200とBDP-S1200では約34秒となっている。

「BDP-S1200」使用イメージ

2モデルとも、ブルーレイとDVDの再生時、ネットワークコンテンツの再生時に、1080/60p出力とプレシジョンシネマHDアップスケールに対応。また、ブルーレイとDVDの再生時には、1080/24p出力にも対応している。ノイズリダクションは再生メディアによって異なり、ブルーレイとDVDの再生時にはブロックノイズとモスキートノイズのリダクション、ネットワークコンテンツの再生時には、IPコンテンツノイズリダクションが行われる。IPコンテンツノイズリダクションは、従来は上位機種のBDP-S5100のみに採用されていた、ネットワークコンテンツに特化したノイズリダクション機能だ。

さらにBDP-S6200では、4Kへのアップスケーリング機能と「Super Bit Mapping for Video」(SBMV)を搭載。SBMVはブルーレイレコーダーの「CREAS 5/Pro」に搭載されているものと同レベルの性能を持っており、各色8bitの映像を16bit相当に拡張することが可能だ。

両機種ともハイレゾ音源の再生に対応。BDP-S1200は192kHz/24bitまでのFLACとリニアPCMの再生が可能だ。BDP-S6200は、それに加えてDSD 2.8MHz、AIFF、ALACの再生にも対応する。また、デジタルミュージックエンハンサーも搭載しており、高域とダイナミックレンジの拡張を行うことができる。

BDP-S6200では、スマートフォンとの連携を強化。従来と同じく「TV SideView」でのリモコン機能に加えて、Screen Mirroringにも対応。スマートフォンの画面をテレビの大画面で楽しめるようになった。

サイズ・質量はBDP-S6200が約W360×D199×H43mm・約1.3kg、BDP-S1200が約W265×D199×H43mm・約0.9kgとなっている(サイズは突起含む)。