これまで格安SIMはドコモのMVNOだけでした。しかし、2014年6月3日からケイ・オプティコムはKDDI(以降au)のネットワークを利用したMVNOサービス「mineo(マイネオ)」を開始。データ通信だけでなく、音声通話プランや、スマホがセットになったプランまでをも用意し格安SIM市場に参入し注目を集めています。mineoは、ドコモのMVNOとどう違うのか?両者を比較し、mineoが持つサービスの特徴とポイントをおさらいしましょう。

1.利用しているネットワーク網が違う=エリアが違う

MVNOサービスは、キャリアのネットワーク網を借りて、サービスを提供しています。これまでは、各社ともにドコモのネットワークを借りていたので、「MVNO=ドコモのエリアで使える格安SIM」という構図が成り立っていました。しかし、mineoはauの通信エリアを利用してサービスを提供します。

2.利用できる端末が違う

ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアから発売されているスマホは、そのキャリアのSIMしか使えないようSIMロックが施されています。そのため、ドコモMVNOのSIMはドコモの端末。mineoはauの端末でのみ利用可能。ちなみにmineoでは端末の対応表、SIMのサイズが掲載されているため、申し込み前に事前確認することができます。

DIGNO MはAndroid4.2を搭載した5インチスマホ。本体価格は一括51,840円もしくは、2,160円/月の24回払い。価格は共に税込

また、「DIGNO M」とSIMカードがセットになったプランも用意。LTEに対応しているauスマホをお持ちでない方は、こちらを選択するのも良いかと思います。

※SIMフリースマホに関しては、ドコモ、auの通信バンド帯に対応しているものであれば使用可能です。

3.mineoはAndroidでテザリングできる

ドコモから発売されたスマホはMVNO SIMでのテザリングは基本的にNG。SIMロック解除をしてもテザリングをする事はできません。そのため、テザリングをするには最初からSIMフリーの端末を用意する必要がありました。

一方mineoの場合、iPhoneは対応外となるものの、mineoが使えるAndroidスマホならテザリングは全て可能。これは嬉しいポイントですね!

4.mineoはauの3Gデータ通信には対応していない。

ドコモのMVNOサービスはドコモのLTE(Xi)、3Gの両方のエリアに対応していましたが、mineoで利用できるデータ通信エリアはau 4G LTEのサービスエリア(受信最大75Mbps、送信最大25Mbps)のみ。

au 4G LTEの実人口カバー率は99%を達成しているため、普段の生活ではあまり気にならないかもしれませんが、山間部や地下などではデータ通信が利用できないことがあるかもしれません。なお、音声通話については、auと同等のサービスが受けられるそうです。

au 4G LTEの具体的なエリアはauのエリア情報ページでご確認ください。

5.コストパフォーマンスが高い

mineoではデータ通信に659円/月(税込)をプラスすることで、090/080/070からはじまる電話番号が持てます。データ通信料と合わせても合計1,717円(税込)というのは数あるMVNOサービスの中でも最安に近い価格帯。もちろんMNPにも対応しています。ドコモMVNOの電話番号付SIMは、税込で平均2,000円程度なので、価格面で一歩リードしています。

LaLaCallはケータイ・スマホへ1分19.44円(税込)、固定電話へは3分8.64円(税込)で通話可能。「スマホの通信費をより安く」したいならIP電話という選択も

また、070/080/0900の電話番号発信以外に、050から始まるIP電話アプリ(LaLa Call)が月額基本料無料で利用でき、「**@mineo.jp」メールアドレスが貰えます。これは既存のMVNOサービスではあまり見られなかったサービスですね。

ドコモMVNO各社とauMVNOの「mineo」。どちらも一長一短あるため、どちらが優れている?とは一言では言えません。しかし、事前受付では15,000件を超える予約があったということですので、多くの人から大きな期待を寄せられているのがわかります。

今後mineoがどのくらいのシェアを獲得するのかは、まだまだ未知数ですが……、「2014年6月3日は、MVNOサービス業界に一石を投じる記念日になった」と、後々、言われているかもしれませんね。

SIM通では、その他MVNO SIMに関する様々なコンテンツをご用意しておりますので是非チェックしてみて下さい。