アイブリッジは20歳以上の男女600人を対象に実施した「歩きスマホに関する調査」の結果を発表した。調査結果からは、歩きスマホをするのは若年層に多い傾向があり、また、自分自身が歩きスマホをしていても、他人の歩きスマホを見て危険だと思う人が7割以上いることがわかった。

歩きスマホは若年層に多い傾向

歩きスマホをしたことがあるか調査したところ、「頻繁にしている」と回答したのが平均で7.6%。「気づいたときにやってしまっている」と回答したのが51.6%と5割を超えた。「頻繁にしている」「気づいたときにやってしまっている」を合わせると、M1層(20歳から34歳の男性)で69.8%、M2層(35歳から49歳の男性)で54%、M3層(50歳以上の男性)で56.7%、F1層(20歳から34歳の女性)で74.7%、F2層(35歳から49歳の女性)で69.8%、F3層(50歳以上の女性)で30.4%。最も歩きスマホをしているのはF1層で、M1層、F2層が続く。若年層のほうが歩きスマホをしているということが読み取れる。

歩きスマホに関する調査結果

他人の歩きスマホ、どう思う?

歩きスマホをしている人に、他人の歩きスマホを見てどう思うか調査したところ、「危険だと思う」と回答したのは平均で73.7%と7割を超えた。今後歩きスマホをやめようと思うかを調査したところ、「歩きスマホをやめようと思う」と回答したのは平均で89.7%と9割近くの人が歩きスマホをやめようと思っていることが明らかになった。

特にM3層とF3層は「やめようと思っている」のが100%で、年齢が高いほうが歩きスマホをやめようという意識が高い。また、男女間でも意識に差がある。M1層でやめようと思っているのは75.7%、M2層では75%、F1層では94%、F2層では93.3%と、男女間で20ポイントほど差がある。女性のほうが歩きスマホをやめようと思っていることがうかがえる。

他人の歩きスマホのイメージ

歩きスマホへの考え方

歩きスマホをしていない人に、他人の歩きスマホを見てどう思うか調査したところ、「危険だと思う」と回答したのは平均で81%と8割を超えた。歩きスマホをしている人よりも7.2ポイント多い。ついで、「マナーが悪い」と回答したのは49.6%、「邪魔だと思う」と回答したのが45.2%であった。

歩きスマホをしていない人から見た、歩きスマホのイメージ

歩きスマホ、道端や駅の構内でぶつかりそうに

歩きスマホをしている人と「ぶつかったことがある」「ぶつかったことはないが危ない思いをしたことがある」と回答したのは平均で42.5%。4割を超える人が危険な目に遭ったということがわかる。ぶつかったり、ぶつかりそうになった場所としては、最も多い「道端」が58.6%、「駅の構内」が47.9%であった。

歩きスマホをしているひととぶつかったことがあるか?

どこでぶつかったか?

調査対象は全国の20歳以上の男女300名ずつ。内訳は、M1層(20歳から34歳の男性)100名、M2層(35歳から49歳の男性)100名、M3層(50歳以上の男性)100名、F1層(20歳から34歳の女性)100名、F2層(35歳から49歳の女性)100名、F3層(50歳以上の女性)100名。