中でも個人的に注目したいのは、カメラに搭載された「タイムシフトビデオ」機能。これは撮影した動画の中から一部を選んでスローモーションにできるというもので、たとえばスポーツの決め技の部分だけをスローにするといった使い方を想定しているという。ただし、これはあくまでも一例にすぎず、担当者は「こちらも想定していなかったような、動画時代ならではの面白い使い方をしてくれることを期待したい」と語っている。わかりやすいインターフェースで、誰にでも簡単にスローモーションが作れるのは面白い。YouTubeやニコニコ動画など、動画で何かを表現したいユーザーにオススメしたい機能だ。

タッチした部分だけがスローモーションになるタイムシフトビデオ機能。インターフェースはよく考えられている

4K動画はまさに「写真が動いている」感覚

スペックも機能もてんこ盛りのXperia Z2だが、それだけにサイズや重さもそれなりのボリュームがある。サイズは147×73×8.2mmで重量は163g。最近のスマートフォンの中でも大きい方だし、手に持つと少しずっしりと感じる。もっとも、あまり大きな方ではない筆者の手でもストレスなく保持できる程度の大きさではあるので、たいていの人にとっては問題になるほどではないだろう。外観は背面がアルミとガラスで覆われており高級感抜群。さすがに樹脂製よりもはるかに所有感が満たされる。

Xperia Z2は、とにかく最高の性能を体感したいという新しもの好きなユーザーや、音楽や動画といったエンターテインメントをスマホで思い切り堪能したいというユーザーにオススメの機種だ。逆にそれ以外の人にはちょっとオーバースペックかもしれない。