ついに日本国内でもスタート! 約2年半前にアメリカでサービス開始となり、日本国内でのサービスは権利関係の問題上、実現が難しいのではないかと言われていたクラウド音楽サービス「iTunes Match」。一体どういうサービスなのか、やや興奮気味にお伝えします。
iTunesの音楽がiCloudで生まれ変わる!?
「iTunes Match」は3年前の「WWDC 2011」で発表されたサービスで、同年の11月よりスタートしたサービスです。どのようなサービスかというと、iTunes Storeから購入、またはCDなどからiTunesへ取り込んだ楽曲をiCloudに保存し、iPhoneやiPad、Apple TV、さらには、Mac、Windows PCなどから自由に聞くことができる夢のようなサービスです。
なお、iCloud上にアップロードできる楽曲数は最大25,000曲(ファイルサイズにより収録可能曲数は変わります)までです。
iTunes Store以外から購入した音楽の場合、iTunes Music Store内の楽曲と合致した場合、DRMがない256kbpsのAACファイルに自動マッチングされ、iCloud内に保存・変換されます。つまり、128kbpsで取り込んだ音楽ファイルも256kbps AACに生まれ変わります。
また、先ほど保存曲数は最大で25,000曲とお伝えしましたが、iTunes Storeで購入したり、iTunes Misic Storeのライブラリでマッチングした曲は無制限。音楽をいつでもどこでも自由に聴けるだけでなく、高品質な音楽体験ができ、さらに特定条件はあるものの、無制限の音楽ストレージを持てるなんて、とっても太っ腹ですね!!!
いつでも音楽が楽しめる。音楽の聞き方が変わるかも?
利用料金は、3,980円/年で、最大10台のデバイスに対応できます。これまで、CDの音楽をiPhoneに取り込む場合、MacやWindows PCに楽曲データを保存し、その後、ケーブル接続を行っての作業が必要でしたが、「iTunes Match」がサービスインしたことで、そうした煩わしさからサヨナラできます。
今回はアップルからの発表のみになりましたが、Androidにもこの「iTunes Match」と同じようなサービス「Google Play Music」があります。日本でも既に一部の機能は開放されていますが、クラウドサービスへの対応は、今のところ行われていません。しかし、この発表により、Googleも日本でのクラウド音楽サービスをスタートさせる可能性もあります。
筆者もそうですが、日本人の多くはCDを購入して音楽を聴くというスタイルがなお根強くあると思います。しかし、世界的な流れを見ると、DL購入や定額のストリーミングサービスを活用するのが一般的。この「iTunes Match」のサービスインにより、日本でも音楽試聴のスタイルに変化が生まれるかもしれません。
■ 記事提供:gooスマホ部
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