ニコンは4月10日、ミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1」シリーズの新モデル「Nikon 1 J4」を発表した。発売は4月24日で、価格はオープン。
パッケージは本体のみのものと、交換レンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」が付属する標準パワーズームレンズキット、さらにもう1本の交換レンズ「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」が付属するダブルズームキットの3タイプが用意される。
推定市場価格は本体のみが65,000円前後、標準パワーズームレンズキットが77,000円前後、プレミアムキットが95,000円前後(すべて税込み)。
1型センサーを採用する小型ミラーレス一眼「Nikon 1」シリーズの新モデル。2014年3月に発表された「Nikon 1 V3」と同様に、AF追従で世界最速を謳う約20コマ/秒の高速連写が可能となっており、動く被写体を撮影する際に威力を発揮する。撮像面位相差AFとコントラストAFをシーンに応じて使い分ける「アドバンストハイブリッドAF システム」も、Nikon 1 V3と同様に位相差AFエリアが105点へと拡大されており、高速かつ正確なAFを実現。画像処理エンジンは「EXPEED 4A」を搭載する。
高速連写性能を生かして、シャッターボタンを押した前後20コマを1秒の間に撮影し、残したい画像を20枚から選べる「お気に入りフォト選択」を新たに搭載。また、通常の4倍速で動画を撮影する「早送り動画」、動画撮影とカットを1秒ずつ繰り返す「ジャンプカット」、SNS投稿に適した4秒動画を撮れる「4秒動画」などのユニークな動画機能も追加されている。撮影した画像や動画は、内蔵のWi-Fi(無線LAN)接続機能によりワイヤレスでスマートフォンやタブレット端末に転送することが可能だ。
主な仕様は、マウントがニコン1マウントで、撮像素子が有効1,839万画素の1型(13.2×8.8mm)CMOSセンサー、対応感度がISO160~ISO12800、シャッタースピードが1/16,000~30秒となっている。
背面のモニターは3型・約104万ドットの液晶方式。利用可能な記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカード、記録形式は静止画がRAW、JPEG、動画がMOV(H.264/MPEG-4 AVC)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60pだ。バッテリーはリチウムイオン充電池。
本体サイズは約W99.5×D28.5×H60mm、重量は本体のみで約192g、バッテリーとmicroSDカードを含む状態で約232gとなっている。