ディスプレイで見直すポイントは、「明るさ」だ。当然、明るくすれば消費電力は増え、暗くすれば消費電力は減る。いわゆるトレードオフな関係ではあるが、これを自動で調整するのが「明るさを自動調整」機能。この機能をオンにしておけば、自動で調光されるため、効率よく端末を運用できるというわけだ。

画面設定で調整するのは「画面の明るさ」。問題がなければ「明るさを自動調整」にチェックを入れておこう。明るさを固定するなら、スライドバーを左方向(暗め)に調整して明るさを抑えたい

次に注目すべきなのが、「スリープ」機能だ。これは、無操作状態の画面消灯タイミングを指定する機能だが、なるべく短いタイミングを指定しておくとよい。ただし、あまりにも短いと一回一回スリープの解除が必要なので、面倒くさい。これは小生の感覚だが、1分、2分あたりを指定しておくといい案配だった。まぁこのように、ディスプレイの無駄な点灯をいかに効率よく減らせるかというのがポイントになる。

スリープ時間は短いほどよい。といっても、あまりに早すぎると使い勝手が悪くなるので、トライ&エラーで丁度よい数値を見つけよう

ちなみに「Xperia A SO-04E」では搭載されていないが、ディスプレイに関する機能を充実させたモデルもある。この分野では、IGZO液晶でおなじみのシャープが頑張っていたりする。

例えば「Bright Keep」機能。これは"持っている時は画面が消灯しない"というもので、スリープ機能(間隔を短くする)と組み合わせれば、より効率よくディスプレイを管理できるというもの。なんとも素晴らしい機能だ。また、画面ロック時にディスプレイ部をなぞるとロック画面が表示される「Sweep ON」も素晴らしいッツ! わざわざ電源ボタンを押す必要がないので、片手で操作したい時は地味に重宝する。

正直、この手の支援機能はXperiaに不足している部分に感じるわけで、一消費者としては見習ってほしいものだ(メーカーの個性なので無理だとは思うけど)。